外来魚により琵琶湖固有の魚の生息に影響が出ていることから、県は外来魚の駆除に乗り出しているが、一掃するまでには至っていない。
電気ショッカーボートは、水中に放電できる機器を備えており、北海道立水産ふ化場が平成16年7月に日本で初めて導入した。水深約50㌢に機器を入れ電気を流し、一時的に気絶した魚を乗船者がタモ網で救い上げて駆除する。彦根市内の駆除実験には県職員13人と北海道立水産ふ化場の職員1人が参加し、先月27日から1週間ほど曽根沼と旧港湾で行った。
旧港湾では1日1200匹
電気ショッカーボートには4人が乗り込み、300~400ボルトの電気を流しながら進み、失神した外来魚を救い上げ、もう一隻のボートの乗船者が取り損ねた魚を拾い上げていた。1日に行われた旧港湾では8周回って、計1187匹(311㌔㌘)の外来魚を駆除した。
ただ、電気ショッカーボートは一般的には禁止されている漁法で、導入までにはステップも多いという。
県水産試験場生物資源グループ長の遠藤誠さんは「今回はどういった水域にどれほど外来魚がいるのかの調査。在来魚への影響や、導入する場合に誰が作業をするのかの問題もある」と話している。
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