彦根市芹中町の井上仏壇店(井上昌一代表)は、プロダクト(製品)デザイナーと、彦根仏壇職人の技を融合させたインテリアなどの製品開発に乗り出す。
同店は仏壇業界と異なる分野の製品作りを手がけている。昨年5月に米国ニューヨークで開かれた見本市に壁掛けやテーブルなどを出展した際、木製バッグでグッドデザイン賞を受賞しているプロダクトデザイナー・島村卓実さんと出会い、共同での製品作りを提案していた。
今年度のしが事業応援ファンド助成金の採択を受けたことから、島村さんをデザイナーとして招いての製品作りを決定。今後は、来週22日に島村さんを迎えて会議を開いた後、3月中にブランド名を決め、9月に試作品を発表。3年後の量産化を目指す。
井上代表は「(彦根仏壇という)伝統産業を守っていくため、彦根仏壇の技を生かした商品作りをしていきたい」と話している。
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