2010年8月6日金曜日

巨大な板に彦根イメージした絵描く、AT MAN(アートマン)こと宇野翼さん「商店街を元気に」

 彦根市の中央商店街にある中野商店で、アーティストのAT MAN(アートマン)こと宇野翼さん(29)=大津市=が、巨大な板(縦約2㍍×横約6・3㍍)にアクリル絵の具で絵を制作。7日までに完成し、以降、同店で展示される。
 宇野さんは幼少期から絵を描き始め、大阪の服飾専門学校を中退した後は派遣労働などをしていた。平成20年夏に山村で子どもたちの世話をするアルバイトをしていた時、自身を「絵描き」だと自己紹介したことをきっかけに絵に専念。絵はがきの作成、飲食店の壁画などを手掛けたほか、バンクーバー五輪に出場したスノーボード・ハーフパイプ・岡田良菜選手のヘルメットの模様も描いた。
 「自分の絵で、シャッター通りが多くなった日本中の商店街を元気にしたい」との思いから、店舗への彩りを企画。今年4月には第1号として守山市内の店舗のシャッターに絵を描いた。彦根の中野商店では今月2日から制作にかかり、遠くに山々が見える琵琶湖岸にいる老若男女をカラフルなタッチで描いた。宇野さんは「彦根の風景を描いた。色んな人に見てもらって、元気になってもらえれば」と話している。

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