湖国の初冬の風物詩・赤カブの天日干しが、松原水泳場の北側で行われており、赤紫色のカーテンのように琵琶湖から吹く冷たい風に揺れている。
赤カブは冷風にさらして水気を飛ばすことで、甘みが凝縮され、おいしい漬物ができる。松原水泳場では市内の漬物業者の作業員が、丸太と竹を縄で固定させた「はさ」(幅約80㍍・高さ約4・5㍍)に、赤カブ4~6個を一束にしてぶら下げている。犬上郡の畑で収穫された赤カブを週に2回、来月初旬まで天日干しする。
天日干しされている松原水泳場では、赤カブを前に弁当を食べるお年寄り仲間や写真撮影をするカメラマンたちが訪れていた。
赤カブは1週間ほど干されて回収し漬け込んだ後、年明けごろから店頭に並ぶという。
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