2011年2月26日土曜日

甲冑イメージの自転車「戦国リキシャ」完成、竹内洋行さん1日彦根出発

 彦根市民有志らで組織の「ひこね自転車生活をすすめる会」は、戦国時代の甲冑をイメージした自転車「戦国リキシャ」を22日までに完成させた。自転車利用の促進を呼びかける親書を戦国時代のゆかりの市町に手渡すため、3月1日に彦根市役所を出発し、大津までの約100㌔を3日間かけて南周りで走行する。
 湖東定住自立圏の地域創造事業として、自転車での生活の楽しさを知ってもらおうと、戦国リキシャの制作を企画。デザインをデザイナーの立澤竜也さん(35)、制作を同会代表の竹内洋行さん(39)が務め、昨年10月から取りかかってきた。
 車体は平成21年8月に横浜まで走らせた彦根リキシャ2号機の改良版で、井伊の赤備えをイメージした。上部は脇立式のかぶとを想定し、ひこにゃんのようにも見え、側面はよろいの形を真似ている。高さが脇立部分を含めて約2㍍、横幅が約1㍍10㌢。
 戦国ゆかりの地への走行メンバーは竹内さんを含めて同会の3人。訪問先は湖東定住自立圏内とNHK大河ドラマの関連地。1日が彦根の後、多賀・甲良・愛荘の各町役場、2日が近江八幡市役所、3日が大津市役所。8日に長浜と豊郷の市町役場にも訪れる予定。日程の変更も。
 竹内さんは「県内市町のまちづくりで、自転車の利用促進につながる取り組みが行われるよう、お願いしていきたい」と話している。

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