2011年3月30日水曜日

3月で閉店 自然の布館「より~な」で最後のイベント

 今月で閉店する彦根市河原2丁目の憩いの場「自然の布館『より~な』」で、25日から27日まで最後のイベントが行われ、閉店を惜しむ人たちで賑わっていた。
 彦根出身の画家・上田道三のめいとしても知られる平居圭子さん(77)=後三条町=ら女性グループが、人々が気軽に集える場所をつくろうと、元々は油問屋だったという古民家を活用し平成11年11月にオープン。彦根の方言から「より~な」と名付け、小物の展示販売、演奏会、カルチャー教室、ギャラリーなどのスペースとして活用してきた。
 県外の家主から、隣接する美容院と合わせて売却に出すとの打診があった。イベントでは、大正琴や三味線の演奏、タイの伝統舞踊などが披露。平居さんは涙を流しながら「多くの人たちと出会えて、本当に良かった」と話していた。

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