取り引き業者から15日に支援要請を受けた同社は、タンクローリーに4000㍑の軽油を入れ、17日午後2時ごろ生活協同組合コープしがの野洲事務所から、宮城県仙台市へ向けて出発。北陸道、磐越道を経て福島県郡山市から東北道に入り、出発から約18時間後の翌日午前8時ごろ仙台市内に入った。現地ではコープみやぎの大型トラック(物資運搬車)へ給油を行った後、すぐにまた帰路につき、19日午前0時ごろに戻ってきた。
帰路の最中には再び支援要請を受けたため、次はガソリンを4000㍑積んで19日午前8時ごろ、群馬県高崎市に向けて出発。その日の午後4時ごろに現地入りし、給油施設に供給してすぐにまた帰路につき、翌日午前1時ごろに戻った。24日にも豊郷町と高崎市を往復した。
同社は28日に再度、仙台市内に向かうのに合わせて、宮城県内で物資運搬車や被災地で作業する重機への給油活動を行うための申請を、宮城県災害対策本部に出しており、同本部の要請があれば、31日まで被災地で活動する予定だ。被災地への運搬は専務の青山裕史さん(39)と同社社員の2人が交代でしている。沿岸は通っていないため、津波による被害は目にしていないとのことだが、倒壊した家屋や割れた道路をみて、地震の恐ろしさを感じているという。
また仙台市内ではタンクローリーを見た、通勤途中の女性2人から拍手で迎えられたり、信号待ちをしていた際は男性から頭を下げられたりしたという。
青山さんは「被災地の方々が困っておられる時に支援できることをしておかないと、一生後悔すると思った。社員も協力してくれているし、できることはすべてやりたい」と話している。
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