彦根城内堀の白鳥にヒナ2羽が21日までに産まれ=写真、翌日にはもう1羽もかえった。親鳥に見守られながら、すくすくと育っており、水面を泳ぐ姿も見られる。
金亀町の高橋紀八さん(73)・貴子さん(66)夫婦が21日午前10時ごろ、散歩の帰り道にヒナがかえっているのに気づき、彦根城管理事務所に連絡。知らせを受けた同事務所の職員2人が、カラスなどの外敵から守るため巣の周辺に防護用のネットや糸を設置した。
高橋さん夫婦は1カ月以上前から卵が3個あったのを把握していて、毎日、見守っていた。2羽がかえった翌日には残り1羽も産まれているのを確認。高橋さんは「近くにはカラスが居座っていて心配だけど、無事に育ってほしい」と話していた。
市教委文化財課によると、ここ最近では、平成14年5月に5羽(うち4羽育つ)のヒナがかえったほか、平成15年6月には黒鳥のヒナが1羽(育たず)産まれている。同課では「昔は毎年のようにかえっていたが、最近は卵がヘビなどの外敵に食べられたりして、珍しくなっている」としている。
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