県教委は11日、県立高校の再編内容をまとめた計画(原案)を提示。彦犬地区では、彦根西高と彦根翔陽高を統合させるとしたほか、彦根東高と彦根工業高の定時制廃止、彦根工業高の学科改編などを示した。いずれも実施年度は平成26年度を目指している。
同計画によると、彦根西の普通科・家庭学科と翔陽の総合学科を統合し、普通・商業・家庭の系列で編成した総合学科を彦根翔陽に設置。1学年6学級にする。現在は彦根西が1学年4学級、翔陽が5学級。
彦根東、彦根工業、長浜北星の夜間の定時制は廃止し、新たに能登川高の全日制普通科を単位制にし、定時制普通科を設置する。彦根工業は、機械科・電気科・建設科に改編し、1学年6学級に。現在は機械、電気、情報技術、建設、環境化学の各科。愛知には特別支援学級(1学年2学級)が併置される。
彦根西の櫟(いちい)敏校長は「県教委の案を厳粛に受け止めている」、彦根翔陽の小林庄司校長は「西高さんとは歴史が違い、戸惑いがあるが、(西高と)相談しながら進めていきたい」と話している。獅山市長は「十分な説明が地域に行われたと言えず、大変遺憾」としている。
県教委は7、8月に県内7カ所で県民向けの説明会を開催するほか、原案に対する意見を募集。年度内には計画案を策定するとしているが、高校再編に対しては慎重論も根強くあり、今後の行方が注目される。
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