今年1月2日に母屋が焼失した、彦根市の花しょうぶ通り商店街 ひこね街の駅・寺子屋「力石」の再興に向けた中間報告会が9日、力石前であった。
火災により、力石の母屋と旧寺子屋の一部が焼失し、隣接する2店舗が全焼・半焼した。市民有志らは再興実行委員会(山崎一眞委員長)を設立し、再建工事(第1期)や「結」募金活動をしてきた。
再建工事では、母屋と旧寺子屋との中間部分への壁の設置、屋根の張り替え、壁面の応急措置などを行い、4月16日には仮オープンするまで再生。募金や再興を願って作られたCDの売上の寄付により、約450万円集まった。力石の横には寄付者が載った「芳名板」も設置した。
第2期の再建工事は、花しょうぶ通り商店街とその周辺が重要伝統的建造物群保存地区に指定された後に実施。土塀風の壁面や、焼失した隣接店を含めた通り側の再建、屋根の瓦づくりなど江戸期の雰囲気に近づける予定。
報告会で山崎委員長は「多くの人たちの支援でここまで来られたことをうれしく思う。早期に復興事業が完成することを祈っている」と話した。
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