県教委の公立高校再編計画の原案で統合の対象になっている彦根西高校のPTA(神谷紀子会長)が23日、臨時総会を開き、反対の署名活動を行うことなどを決めた。
総会では役員から、▽西高125年の歴史と伝統を後世に▽(統合対象の)彦根翔陽高に多用な学科に対応できるスペースがあるのか疑問▽(西高の)家庭学科の特色が薄れてしまう―などの意見が出され、原案に反対することを全会一致で決議した。
西高PTAでは今後、反対の賛同者や団体と協力しながら、署名活動を行う。神谷会長は「統合された場合、生徒が西高に入らなくなり、子どもたちの学習意欲や部活動が成り立つのか心配」「西高を卒業した子の多くが彦根に住んでおり、(西高が無くなれば)彦根や滋賀にも損失では」と話している。
2市長公開質問状
県立高校再編計画(原案)に対して彦根市の獅山市長と長浜市の藤井勇治市長が25日、県を訪れ、嘉田知事と高橋政之県教委委員長宛てに公開質問状を提出した。
彦根市の質問状は獅山市長と小田柿幸男教育長名義。現在の0歳時が高校進学を迎える15歳まで子どもの数は増えると推計したうえで、計画で示された彦根西高と彦根翔陽高の統合で1学年が9学級から6学級に削減されることにふれ「3学級約120人の定員を減らす具体的な理由を示せ」などとしている。
統合後に彦根西高が無くなることに対しては、定員増となる彦根翔陽の校舎やグラウンドの整備方針と西高の跡地計画を求めている
0 件のコメント:
コメントを投稿