湖国の初冬の風物詩・赤カブの天日干しが、彦根市の松原水泳場で始まり、赤紫色のカーテンのように琵琶湖から吹く冷たい風に揺れている。
赤カブは冷風にさらして水気を飛ばすことで、甘みが凝縮され、おいしい漬物ができる。犬上郡の畑でとれたもので、今年の収穫量は例年に比べて少なく、4㌧ほど。先月30日にはそのうちの約1㌧を市内の漬物業者の作業員2人が、丸太と竹を縄で固定させた「はさ」(幅約40㍍・高さ約3㍍)に、4~6個を一束にしてぶら下げた。
今後も週に2回ほど、天日干し作業が行われ、1週間ほど干されて回収し漬け込んだ後、年明けごろから順次店頭に並ぶ。作業員は「これから寒くなるだろうし、おいしい漬け物ができそう」と話していた。
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