同踊りは豊作への感謝や神社の修繕の際に奉納された江戸時代から続く伝統の踊り。昭和11年以降は途絶えたが、同30年代に地元青年団が30分の短縮バージョンで復活。小野町太鼓踊保存会が平成19年に復元員会を設置し2時間の完成版の披露を目指してきた。
76年ぶりに奉納した地元の小学生を含む23人は、昭和11年の写真を参考に新調された服装を着て、踊り子、鉦(かね)、音頭の3役に分かれ、行進の「道行き」で神社入り。「場ならし」を経て、「豊年踊り」「綾(あや)踊り」「こきりこ踊り」を休憩をはさんで披露した。鳥居本小4年の居川昂生君(10)と5年の林長琉君(10)は綾踊りに登場。終了後、二人とも「練習通り踊ることができた」と満足げだった。観客席からは踊りが終わるごとに大きな拍手が起こっていた。
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