彦根市の鳥居本町で30日、とりいもと宿場まつりが行われ、台風の影響で時折雨が降る中だったが、約600人(主催発表)が来場した。
地元住民らによる鳥居本お宝発見隊主催で、今年で5回目のまつりには、中山道沿いの古民家などで、柿渋染め体験、シカ肉カレーの提供、切り絵や絵画展などが開催。特に地元で収穫された冬瓜(とうがん)やかぼちゃなどが入った三成汁は午前中に売り切れる盛況ぶりだった。
当初予定されていた佐和山散策やよさこい演舞などは中止となった。
鳥居本お宝発見隊はまつりに合わせて、かつての地元の名産品を紹介した冊子「鳥居本のさんあか」を発刊した。
三赤は、有川製薬が江戸時代から製造する「赤玉神教丸」、江戸時代から昭和30年代まで作られた「鳥居本合羽(かっぱ)」、明治時代から昭和初期に生産された「鳥居本スイカ」のこと。
冊子では、古図や、現在も残る建物・道しるべ、看板などの写真を載せながら、3つの赤を解説。ほかにも新しい名物を目指して、三成汁や仏生寺みそ、とりヰ餅なども紹介している。
冊子は1000部作成。鳥居本交流センター「さんあか」に置いている。無料。
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