被爆アオギリは広島の原爆にも耐えて後世に伝えられているアオギリのことで、若葉小では3年前に鳥取県倉吉市の平和・人権団体から「二世」の種をもらい、一昨年4月には当時の5年生やベトナムから来日していたベトちゃん・ドクちゃんのドクさんと一緒に校庭にまいた。
今年度は6年生の55人が総合的な学習の時間で被爆アオギリについて学習した中で、「アオギリの木の下で」という曲を歌っているメティスさんのことを知り、児童たちは昨年6月に手紙を送った。その後、メティスさんからメールで返事も来た。
この日のメティスさんの来校は児童たちに事前に伝えられていなかったため、メティスさんが体育館に登場すると、子どもたちから大きな歓声が起こり、メティスさんは「アオギリの木の下で」などの歌を披露したり、献血の活動をしていることなどを話した。
その後、校庭に移動し、メティスさんはゴテやスコップを使って児童たちと一緒に苗木(高さ約40㌢)を植え、「Metis」と書いた名札を苗木に付けた。メティスさんは「皆さんの言葉や笑顔の一つ一つに元気をもらった。これからも命の尊さを伝えていきたい。皆さんも人を助けるりっぱな大人になってください」と述べた。
児童の田原里穏さん(12)は「被爆アオギリについてもっと多くの人に知ってほしい。大きく育ってくれることを願っています」と話していた。
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