2014年3月6日木曜日

野田山の林道 不法投棄ごみの撤去終了

 彦根市野田山町から笹尾町にかけての林道沿いに不法投棄されていた大量の大型ごみの撤去作業が2日行われ、すべてのエリアで作業を終えた。
 不法投棄されていた場所は林道「滝谷・武奈線」の約5・7㌔㍍の区間。16カ所の林道脇の高さ約3㍍から約20㍍の谷に、冷蔵庫やテレビなど家電、いすやタンスなど家具、タイヤ、ドラム缶などが投棄。中には引っ越しの時に不要になった物品と見られる一式もまとめて捨てられていた。
 県からの依頼を受けたボランティア団体・サラン彦根の十河勇一さん(51)らが昨年12月8日から撤去作業を始め、9回目となったこの日は十河さんや細江正人県議を含む大人15人と、滋賀大・県立大のウィンドサーフィン部の学生30人が参加。
 最後のエリアとなった約800㍍の区間で作業を行い、林道から谷に下りながら洗面台やタイヤなどを撤去した。同部主将で滋賀大2年の北川裕一さん(20)は「予想以上のごみの量に衝撃を受けた。作業によりごみが減っていくのがわかり、達成感がある。次回、もし同様の作業があれば参加したい」と話していた。
 作業には延べ約180人が参加し、約10㌧の粗大ごみを撤去。十河さんは「ごみは勝手にどこかにいくことはなく、捨てられたらずっとそのまま。この活動に参加した人は絶対に捨てることはない」と語っていた。

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