同作業所では身体・知的・精神障害者が縫製などの作業をしており、開所した翌年の昭和57年から毎年この時期に、縫製の際に折れたり、曲がったりした針に感謝の気持ちを込めて供養するため祭を行っている。
今年の供養祭では、運営するあじさい福祉会の野瀬ミヨ子理事長(79)が「今は家庭で針を使うことがほとんどなくなったが、日本の伝統行事として今後も供養祭を続けていきたい」とあいさつした後、平田町の光林寺の平野輝光住職が読経する中、参列者が一人ずつ紅白の10㌢四方のコンニャクに針を刺して、手を合わせていた。
18歳から同作業所に通所している後藤真里香さん(30)は「作業所では座布団やカバンを作っており、供養祭では曲がっている針を刺しました」と話していた。
0 件のコメント:
コメントを投稿