中久木君は幼児のころから乗り物好きで、その中でも特にジェットコースターに関心があった。3歳のころに初めて遊園地(大阪のひらかたパーク)を訪れ、子ども用のジェットコースターに乗車し「とても感動した」という。
以降も三重のナガシマスパーランド、東京の花やしき、としまえん、後楽園の計5園に計10回ほど訪れ、ジェットコースターなどに何度も乗車。また、時間がある時は自宅などで画用紙に実物のジェットコースターの全体図や中久木君が考えた設計図を書いており、その数は1000枚ほどあるという。最近ではストローや段ボールなどを使って立体の工作もしている。
ジェットコースターの魅力について、中久木君は「押される感じが好きで、とにかく迫力があるのが魅力」と話し、将来の夢については「高専で勉強した後、ジェットコースターなどを設計する人になりたい。大人だけが乗れるのではなく、子どもを含めたみんなが楽しめる遊園地にしたい」と笑顔で語っていた。母親の裕子さん(41)も「大祐が設計したジェットコースターに早く乗りたい」と待ち望んでいた。
なお中久木君は、市教委が今年度設置した自習の優秀者を表彰する「彦根マイ☆(スター)」の継続した自主的な取組部門で入賞。担任の古川友里絵教諭(26)のすすめで締め切り間近に応募したところ入賞したといい、中久木君は「継続してきたことが認められてうれしい」と話していた。
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