本は「はじめに」で、アップル社の設立者の一人のスティーブ・ジョブズさんが青年時代から禅を学んでいたことを紹介した上で、「『円(まあるい)』には欠ける所も、余る所もない完全な円満であり、絶対的真理を伝える際には円を描くと言われています。(中略)円は森羅万象をも表していますので、始まりもなければ、終わりもない、無限に続く宇宙なのです」と解説。
以降、5章に分けて29の禅語の意味の説明と「生き方」をアドバイスしながら、項目ごとに復習できる「ワーク」欄も紹介。井伊直弼公の「一期一会」の項目では、「過去がもはや存在せず、未来は想像の産物にしかすぎません。今日という日しかないです。だから今日という一日を賢く使ってください」としている。
川地さんは会社を経営しながら、世界で活躍できる人材を育成する学校・信和義塾大學校の教員を育てる東京都内の学校で平成24年から帝王学を学んでおり、6月26日には国内外で7校目となる彦根校を彦根駅前に創設する。川地さんは「『まあるい』暮らしとは、言い換えれば、過去の自分や出来事を省み、今を大切にし、そして自ら未来をつくり出していくことだと言えます」とコメントしている。
本の著者は川地さんと同大學校創設者の中野博さん。1冊1500(税別)。全国の書店で販売している。発行は現代書林(東京都新宿区)。
なお記念講演会では川地さんと中野さんが著書の内容などを話す。定員100人。参加無料。問い合わせは川地工務店☎(46)3110。
信和義塾大學校・彦根校は塾生を募集している。対象は「彦根や滋賀を元気にしたいという志があり、何のために生きていくのかを学びたい国民」。哲学や日本の武士道、孔子・老子の学問、孫子の兵法などを学ぶ。講義は月1回で、入会金1万円、年間会費12万円、中学生~大学生1万2000円。問い合わせは川地工務店へ。
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