介護予防を目的に彦根市が広めている「コツコツ続ける金亀(根気)体操」(以下、金亀体操)のニューバージョンが完成。3月30日に彦根市保健・医療複合施設くすのきセンター(八坂町)で、ひこにゃんと一緒に運動指導員70人が披露した。
骨・関節・筋肉などが弱くなって介護の危険性が高くなった状態・ロコモティブシンドローム(ロコモ)予防と健康寿命を延ばすことを目的に、市は作業療法士と理学療法士の監修のもと、平成23年度に考案した金亀体操を広める活動を展開。今年1月末時点で65のグループが実施している。
ニューバージョンは40~50歳代も実施でき、認知症予防や口の健康にもつながるという体操で、市は「コツコツ続ける金亀(根気)体操+(プラス)」と題した動画も制作。40歳代向けに従来よりも有酸素運動をレベルアップさせた「金亀体操+1~からだスッキリ編~」、認知機能の向上に役立つ運動とされるコグニサイズを取り入れた「金亀体操+2 ~脳にも+編~」、顔の表情筋を鍛える体操や舌体操など「金亀体操+3 ~お口の体操で笑顔満開編~」を紹介。ひこにゃんや甲冑隊らが彦根城天守前などで体操している様子が収められている。
これまでの金亀体操は高齢者向けで、市の講習を受けた運動指導員がリーダーとして各地域で活動してきたが、ニューバージョンは年齢の幅を40歳代まで広げ、さらに講習を受けずに誰でも気軽に金亀体操ができるのが特徴。市医療福祉課では「40歳~50歳代が多く占める企業の朝礼の際などで活用してほしい」としている。
動画は市のホームページに近くアップされるほか、新品のDVDを医療福祉推進課に持参すれば、録画したDVDが無料で受け取れる。問い合わせは同課☎(24)0828。
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