滋賀県立大学の初代学長で動物行動学者の故・日高敏隆さん(享年79)の著書と妻・喜久子さん(74)=京都市=の挿絵展「KiKiの環世界」が、10日まで彦根市の花しょうぶ通り商店街のカフェ・ギャラリー寺子屋で開かれている。
柴田いづみ・県立大学名誉教授が喜久子さんの作品にひかれ、同ギャラリーでの展示会を企画。日高さんの著書のうち、「犬のことば」「ネコたちとめぐる世界」「動物たちはぼくの先生」など10冊以上と、それらの本に喜久子さんが鉛筆などで描いた動物や昆虫の絵の原画約60点を展示している。
「KiKi」は喜久子さんが日高さんから「きき」と呼ばれていたため、ペンネームとして使用。喜久子さんは「夫の文章を読んでから、それに合った絵を描いた作品を集めました。ご縁に感謝しています」と話していた。土日には同ギャラリーに滞在する予定。開館は午前11時~午後5時。入場無料。問い合わせは同ギャラリー☎(22)1601。
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