2016年11月11日金曜日

前市教育長の前川恒廣氏が来年4月23日の彦根市長選挙への出馬を表明

 前市教育長の前川恒廣氏(61)=池州町=が7日、来年4月23日の彦根市長選挙への出馬を表明した。市長選への出馬表明は2人目。
 会見で前川氏は市教育長に就いた平成23年10月の約1年後に父親が介護の必要な状態になり、その際に自宅に来たヘルパーが孫の進学のために働いていることを知ったエピソードにふれながら「人々の生活がもっと豊かにならないとダメだ。彦根を良くするためにお役立ちしたいと思うようになった」と出馬理由を説明。「『何も変わらない』から『何か変わってきた』と実感してもらえるよう、『チェンジ彦根』に向けてリーダーシップを取らせて頂きたい」と述べた。
 公約としては▽彦根城域に物産館設置▽湖岸道路に道の駅新設▽数億円規模のふるさと納税▽水泳の飛び込みなどスポーツ・武道の練習環境整備▽高校進学のための独自の奨学金制度▽南部地域への図書館建設▽小中学生の医療費無料化などを掲げている。
 前川氏は城西小、西中、彦根東高、東京大学経済学部卒。旧三菱銀行に入り、退社後にフランス留学しMBA(経営学修士号)取得。クレディアグリコル銀行を経て、平成4年に日本航空に入り、同22年に退社。前市長時代の翌年10月に市教育長となり、4年間の任期中に鳥居本小中一貫校の実施、ユネスコスクールの展開などをした。現在は社会問題の現場ツアーを企画するリディラバの非常勤社員。

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