直憲は有栖川宮家から宣(よし)子を正室に迎え、明治2年(1869年)2月23日に彦根城内で婚礼を行った。彦根城博物館所蔵の「井伊直憲婚礼規式献立帳」には婚礼の出席者に振る舞った料理が記録されている。
櫻井さんらは同館学芸員の協力を得て献立帳の内容を解読し、かもやマツタケなどの煮物、煮卵、タケノコ、伊勢エビ、コイの刺身などの料理を再現した。櫻井さんは「日本海など各地の産物があり、婚礼に合わせて豪華な食材を集めたのがわかる。現代と変わらない料理が多いのも特徴」と話していた。
県調理師会の展示会では県内の調理師44人の料理が展示されたほか、包丁式やひこにゃんともちつき、フリーマーケットなどが催された。
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