2008年12月16日火曜日

伝説の「小泉紅かぶら」を収穫


 江戸時代に彦根市小泉町(江戸時代・小泉村)で栽培され、藩主にも献上された記録が残る「小泉紅かぶら」の収穫祭が14日、町内の「開出農園」で開かれた。
 小泉紅かぶらを復活させようと、地元住民らで組織の「小泉町八王子倶楽部」がプロジェクトを立ち上げ、県農業技術振興センターが保存していた小泉紅かぶらの種を約900平方㍍の農園の約200平方㍍分に今年9月にまき、育ててきた。
 収穫祭には、地元の小学生や老人会から75人が参加。かぶらを収穫した後、当時のように平田川で洗い、3本ずつを近くの八王子神社に寒風干しされた。収穫されたかぶらは約700本で、1週間ほど干された後、漬け物業者に漬け込みを依頼する。
 2月末に漬け物が完成し、3月には地元春祭りへの奉納、町民への配布、希望者への進呈、料亭や飲食店への提供などで、小泉紅かぶらを広めていくという。パッケージ作成とマーケティング調査は滋賀大の谷口伸一教授のゼミ生が取り組む。

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