2008年12月5日金曜日

「バスコン」で高居涼佳さんの「エコバスが運ぶ幸せ」が最優秀

 バス利用の増加につながるユニークなアイデアを募集していた彦根市公共交通活性化協議会(市や市内大学、バス会社など16団体)は3日、最優秀賞に小泉町の主婦・高居涼佳さん(34)の「エコバスが運ぶ幸せ」を選んだと発表した。
 市内のバスは、近江鉄道と湖国バス、彦根観光バスが計11路線で運行しているが、利用者は平成18年度が約81万人、同19年度が約76万人と年々、減少している。同協議会はバスの利用者を増加させるため、8月に「アイデアコンクール」を実施。58人の63点の応募から上位10点を選び、入賞作7点を発表した。
 最優秀の高居さんの作品は、車の利用者がバスや電車に転換することで二酸化炭素の排出量の抑制につながることと、企業との連携、「バス好きな子ども」に着目。「エコ交通スタンプ」と題し、バスや近江鉄道を利用したり、エコのイベントに参加するとスタンプがもらえ、スタンプがいっぱいになるとエコな特典がもらえる―などと提案した。
 ほかの受賞者は次の皆さん▽優秀賞=田村遼太郎君(18)・彦根東高▽入賞=堀内重人さん(41)・都市交通問題研究家、得田麻衣子さん(34)・主婦、上松珠美さん(36)、松本宣亮さん(19)・滋賀大生、県立大の多賀瑛さん・玉井郁圭さん・浅井千穂さん。
 同協議会は、受賞者のアイデア数点を来年度からのバス運営に随時、導入する方針。表彰式は7日午後1時~文化プラザでのシンポジウム「みんなで考えよう 明日のひこねの公共交通」で開かれる。

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