2010年5月25日火曜日

田代陽子監督「空想の森」上映へ 奥田好香さん実行委員会設立「子育て中のお母さんに見てほしい」

 「子育て中のお母さんたちに是非、この映画を見てほしい」。元彦根市職員の奥田好香(よしこ)さん(57)=写真=はこのほど、田舎で子育てに奮闘する母親をえがいたドキュメンタリー映画「空想の森」の彦根上映実行委員会を市民有志らと設立。来月12、13日の上映会に向けて準備を進めている。
 奥田さんは、市健康推進課で保健師として勤めていた際、子育てに悩む多くの母親からの相談にのっていたという。昨年10月に大津市内で上映された「空想の森」を見に行き、会場に来ていた田代陽子監督に「彦根でも上映会をしたい」と打診。今年3月末で市職員を辞め、4月末に有志4人と実行委員会を設立した。
 映画は、北海道新得町の農場が舞台。社会になじめない人や障害者と一緒に作業をする農場「新得共働学舎」で子育てをしながら野菜を作る母親を追った作品と、機械を使わずに作物を育てる夫婦をえがいた2本立て。
 奥田さんは、「映画に出てくる母親のように、子どものしぐさや泣き声に耳を傾け、自然体で接することができれば、子育てはもっと楽しくなるはず」「子育て中のお母さん方に見て欲しい」と話している。
 奥田さんは、子育てに悩む母親たちが集える「休み処『結(ゆい)』」も来春に平田町にオープンする予定。
田代監督との交流会も
6月12・13日に計4回
 映画の上映日時は6月12、13日の両日、午前11時~と午後3時~。河原2丁目の社会福祉法人千歳会「久左のまちや」2階で。両日とも上映会後には田代監督との交流会もある。入場料は前売りが高校生以上1200円、当日300円アップ、中学生以下は無料。チケットは花しょうぶ通り商店街の「戦国丸」と護国神社内のカフェ「朴」(尾末町)で販売。問い合わせは奥田さん℡090(7887)4637へ。

0 件のコメント:

コメントを投稿