2012年11月22日木曜日

福島県いわき市から彦根へ避難の彦根工業高生ら伊達政宗の切り絵作る

 東日本大震災の被災地・福島県いわき市から彦根市に避難し彦根工業高校に通っている阿部悠吾君(15)=高宮町=と同級生たちが、東北にちなんだ武将・伊達政宗の切り絵を製作。17日に校内で開かれた文化祭で披露した。
 阿部君は震災直後に家族5人と一緒に親戚がいる彦根に避難。彦根南中学校を経て今年春に彦根工業高の電気科に進学した。彦工では文化祭で科ごとに作品発表をしており、電気科の1年生は沢田友宏教諭(51)の提案で政宗の切り絵を作ることにした。
 阿部君と南中からの同級生・北川裕也君(16)を中心に生徒11人が今年7月から製作を開始。模造紙に赤や黒、白など13色を塗って、1㍉×2㍉の大きさにシュレッダーで裁断。1㍍80㌢四方の紙に下絵を書いた後、ピンセットを使って一つずつ丁寧に貼り付けた。
 紙が飛ばないよう扇風機も使えなかったため、夏場の暑い時期を含めて約4カ月間、作業をした。北川君と阿部君は「『東北にエールを』との思いで描いた。みんなで完成させることができて良かった」と話していた。
 今後の活用は未定だが、沢田教諭は「地域で展示希望があれば、貸し出したい」としている。

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