2016年12月2日金曜日

交通渋滞緩和で彦根インターチェンジ付近に新設する駐車場からバスを運行させるパークアンドバスライド導入へ

 彦根市は交通渋滞を緩和させるため、彦根インターチェンジ(IC)付近に新設する駐車場からバスを運行させる「パークアンドバスライド」の導入に向けて調整している。実現すれば、滋賀県内で初めてとなる。
 彦根ICから彦根城にかけての道路は土日祝日を中心に渋滞が目立ち、長年の懸案事項になっている。彦根市は渋滞の緩和と城内に進入する車の減少を目的に、整備中の原・松原バイパスの開通や平成36年の国体開催の時期までに「パークアンドバスライド」を導入したい考え。
 民有地を駐車場として整備し、その駐車場からシャトルバスを運行する計画で、来年秋にも社会実験を行う予定。特別史跡の城内に整備されている駐車場もあるため、将来的には駐車場を減らして史跡の発掘や復元をする目的もある。
 滋賀県内では大津市が電車に乗り換えてもらう方式を導入しているが、バスの方式は初めてだという。市の担当者は「社会実験と利用した観光客へのアンケート調査などを経て実現に向けて調整していきたい」としている。

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