2017年9月14日木曜日

日本人初9秒台の桐生祥秀選手 歴史に名を残す偉業

 彦根出身で東洋大の桐生祥秀選手(21)=写真=が、9日に福井市内で開かれた日本学生陸上対校選手権の100㍍で日本人初の9秒台となる9秒98を記録。日本陸上界の歴史のページに名を残す偉業を、全国放送のテレビ番組や全国紙が相次いでトップで報じた。
 桐生選手は競技後のインタビューで「大学最後の100㍍で9秒台を出せたのはうれしい。やっと世界のスタートラインに立った」と語っていた。その後の自身のツイッターには「10秒01を出してから4年。本当に応援が力になりました」とつづり、このツイートには24万件以上の「いいね」が付いている。
 桐生選手が彦根市立南中学校時代の陸上部顧問だった大橋聖一さん(56)=現・西中教頭=は「日本人初の9秒台は本当にすばらしいこと。いずれは出すと思っていました。これからも記録を伸ばしほしい」と話していた。
 桐生選手が中学生時代に利用していたキムラスポーツ(彦富町)代表取締役社長の木村守さん(67)は「9秒台というプレッシャーがなくなり、これからがスタートだと思います。がんばってほしい」と語っていた。
 大久保貴市長は「日本中が夢みていた9秒台、桐生選手ならば成し遂げるに違いないと確信していました。今後のますますのご活躍を期待します」とコメントした。

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