2019年12月19日木曜日

市長への辞任要求は当然の感覚

 昨年8月31日まで市職員だった黒澤議員が、職員時代にトップだった大久保市長と、市職員から昨年4月1日に副市長に就いた山田氏を痛烈に批判。市長には辞任を迫る勇敢さを見せた。
 小生は黒澤議員が市職員だった時代から知るが、良くも悪くも「大人しそうな方だな」との印象しか残っていなかった。市議になって以降もこれまで、1期目ということで存在感はあまりなかったが、今議会で議員としての頭角を現した。1年生議員ではほかの同期と比べて一歩も二歩も抜きん出たと言ってよい。
 レームダック状態の惨憺たる状況の現市政に対する黒澤議員の批判は、元市職員として市内部を把握しているという観点から説得力があり、信ぴょう性がある。一方の山田副市長は60歳の黒澤議員より5歳年上のため、同議員の質問(批判)に対して指を差しながら文句を言い、谷口典隆議員から注意を受ける場面もあった。火中の栗を拾った山田副市長にとっては気の毒ではあるが、これら元市職員同士が対立する構図の元凶は、大久保市長の政治家として、または行政トップとしての力量不足たる所以である。
 黒澤議員同様、小生もこれまで幾度となく指摘してきたが、市長が政治家らしく真に市民の幸せと将来の彦根の発展を願うのなら、その最善策は自ら辞することだと再度、忠告しておく。【山田貴之】

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