2020年3月9日月曜日

花しょうぶ通り商店街に第5の街の駅Minna誕生へ

 彦根市河原の花しょうぶ通り商店街に、第5の街の駅「Minna(みんな)」が今月22日に誕生する。2月23日には柱に色を塗るイベントが開かれた。
 運営はNPO法人 芹川の河童(上田健一郎理事長)。市内の学校で放課後児童クラブの運営にあたってきたほか、2017年9月から花しょうぶ通りの街の駅 逓信舎で引きこもりなどの若者に施設を開放する「逓信サロン」を開催。現在は「誰にも会いたくないカフェ」も運営している。
若者 高齢者 母親
一日店長も募集
 その中で、若者たちに「支援されるだけの側になりたくない」との思いがあることに気づき、「支援することもされることもできる」拠点を作ろうと、築約100年の古民家を街の駅として改装。Minnaでは生きづらさを感じている若者のほか、一人暮らしの高齢者や学生、子育て中の母親たちの居場所作りのために、食事を提供する「みんなの食堂」と、子どもたちに本を貸し出す「地域子ども文庫 みんな」としてオープンする。
 みんなの食堂の食材は企業や店、農家などから市場に出せない食品を活用。利用者は食事を食べたり、本を借りたりするほか、一日店長になったり、週に1日開店したりもできる。
先月23日にはNPOのメンバーや運営者らが内装工事中の柱をペンキで茶褐色に塗っていた。店長のまとめ役の福原和子さん(39)=薩摩町=は「店長さんそれぞれの個性を生かし、地域になくてはならない食堂にしていきます」と話していた。14日にプレオープンする。問い合わせは川崎敦子さん☎090(4287)7738。

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