選挙戦は公示前から田島優位な情勢で、選挙戦最中も優勢は続き、藤井の懸命な追い上げを寄せ付けなかった。
田島氏は、マニフェストで掲げた▽高速道路無料化▽子ども手当支給▽農業の個別補償制度などを、地域ごとに使い分けて説明した上、「弱点」の一つの財源に対しても、各政策と同時間を費やして解説した。連合や選挙区内77の郵便局、国民新党、社民、共産のほか、自民の一部からも支持を獲得。無党派層の大半も田島氏に回り、大票田の彦根で藤井に約2万票の差をつけたほか、保守が強い湖北でも勝利し、市部全体で約3万6000票、郡部で約7000票上回った。
藤井氏は、彦根・八日市間のスマートインターチェンジの建設を決定させた実績など選挙区内でのハード事業をまとめたチラシを配付。「湖東・湖北の社会基盤整備はまだまだ進んでいない。国と地域のパイプ役を継続させてほしい」と訴えたが、自民や公明以外の他党や無党派からの上積みはできず、苦杯を嘗めた。地域別でも、虎姫町以外で田島を下回り、彦根ではダブルスコアー以上の差をつけられた。
なお、滋賀2区の投票率は69・71%で前回(68・36%)よりも微増。そのうち彦根市は66・41%(65・97%)だったが、県内13市で最低。豊郷町は65・45%と県内最低、甲良町は68・32%、多賀町は77・79%だった。
田島「マニフェスト実現させる」
農業と子育て支援重視も
午後8時に投票が締め切られた直後にNHKで「当確」の報せが入ると、田島一成氏の彦根選対事務所内は拍手が沸き起こった。その数分後に表れた田島氏は支援者と握手をしながら壇上に上がった。 勝因について田島氏は「有権者に閉塞感から脱出したいという自民党へのアンチテーゼ(否定的主張)があり、腐りきった地方の経済や暮らしを立て直して欲しいという思いがあったのでは」と分析。
マニフェストについては「工程表通りに進めていきたい。特に選挙区内で多かった農業の建て直しや子育て支援をしっかりとやりたい」とし、「皆さんの思いをしっかりと受け止め国会で活躍させて頂く。マニフェストを持って見守ってほしい」と述べた。
午後8時に投票が締め切られた直後にNHKで「当確」の報せが入ると、田島一成氏の彦根選対事務所内は拍手が沸き起こった。その数分後に表れた田島氏は支援者と握手をしながら壇上に上がった。 勝因について田島氏は「有権者に閉塞感から脱出したいという自民党へのアンチテーゼ(否定的主張)があり、腐りきった地方の経済や暮らしを立て直して欲しいという思いがあったのでは」と分析。
マニフェストについては「工程表通りに進めていきたい。特に選挙区内で多かった農業の建て直しや子育て支援をしっかりとやりたい」とし、「皆さんの思いをしっかりと受け止め国会で活躍させて頂く。マニフェストを持って見守ってほしい」と述べた。
藤井「再起を期す」
落選した藤井氏は、「大逆風の中、前回より3割近い得票の支持を頂き、ご支援に感謝したい。今後も絆を深めて、再起を期したい」と、国政に再チャレンジする姿勢を見せた。
田島陣営で選対本部長を務めた江畑弥八郎県議は「将来の日本を担う与党の立場として責任は非常に重くなる。今後も田島一成を大きく育てて、支えてほしい」と述べた。
一方で、自民党の中村善一郎県議は「非常に残念な結果で、仕事のできる藤井さんが落選したのは大きな損失だと思う」とし、「反省を踏まえて自民党を立て直したい」と述べた。
落選した藤井氏は、「大逆風の中、前回より3割近い得票の支持を頂き、ご支援に感謝したい。今後も絆を深めて、再起を期したい」と、国政に再チャレンジする姿勢を見せた。
田島陣営で選対本部長を務めた江畑弥八郎県議は「将来の日本を担う与党の立場として責任は非常に重くなる。今後も田島一成を大きく育てて、支えてほしい」と述べた。
一方で、自民党の中村善一郎県議は「非常に残念な結果で、仕事のできる藤井さんが落選したのは大きな損失だと思う」とし、「反省を踏まえて自民党を立て直したい」と述べた。
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