被災地へ12日から派遣されていた彦根市立病院の災害派遣医療チーム=通称DMAT(ディーマット)が任務を終え14日に戻った。
DMATは、災害発生後の急性期・48時間以内に被災した傷病者を被災地以外の医療機関に搬送したりする機動性に優れた医療チーム。
今回派遣された市立病院のDMATは医師と看護師が2人ずつ、臨床工学技士の計5人。県の要請で12日朝に伊丹空港を出発し、夕方に花巻空港に到着。翌日早朝から、花巻空港の格納庫に臨時に設けられた広域搬送拠点医療管理所・通称SCUで患者のトリアージや傷病者の搬送業務などをした。
花巻空港のSCUでは約60チームが活動にあたり、岩手や宮城から運ばれた約40人の患者を診、うち6人が羽田空港に運ばれたという。
戻った直後の会見でリーダーの脳外科医・金子隆昭(たかあき)さん(52)は「SCUの現場では被災地の正しい情報を得ることができず、誤った情報が流れてきて大変だった」と話していた。
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