昨年公開された映画「桜田門外ノ変」の制作に関わった水戸市民と彦根市民による水戸復興イベントが14、15、16日の3日間、両市で開かれた。16日には彦根商工会議所で「彦根での映画の可能性」をテーマに、桜田門外ノ変映画化支援の会の谷田部智章さんと寺門義章さん、花しょうぶ通り商店街振興組合の目加田宗彦さん、四番町スクエア協同組合の荒川深冊さんによるパネルディスカッションが行われた。
映画制作について、谷田部さんは「最初は変な団体だと思われていたと思う。とにかく行政も市民もどんどん巻き込んでいく姿勢でいた」と打ち明けた。ゆるキャラまつりの立役者の荒川さんも「初めて何かを立ち上げる時ほど、自分の思いを伝えることは大変だけど、アホな人間がやらないといけない」と同調していた。
寺門さんは「彦根はロケ地として使えるなぁと思う場所が非常に多い」と話し、目加田さんは「(安土城をテーマにした)『火天の城』で映画制作に関わったが、ロケ地となった地元住民が盛り上がっていたのが印象的だった。彦根をロケ地に是非、映画をつくりたい」と話した。
映画「桜田門外ノ変」でエキストラの登録者数が5000人に上り、多数の市民が集まったことについて、谷田部さんは「役者さんの力って本当に大きい。特に主演の大沢たかおさんが発表されてからは強力に広まった」と話した。聴講していた市民からは、「彦根のロケ地候補地ばかりを集めたショートムービーというのもユニークかも」との提案もあがっていた。
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