万葉集をテーマにした日本画家の鈴木靖将さん(67)・陶芸家の晴嵐(せいらん)さん(61)夫妻=大津市=の作品展が23日まで、彦根市銀座町のギャラリーコジマで開かれている。
靖将さんは、昭和49年の大津京の発掘調査をきっかけに万葉集に関心を抱き、以降、万葉集の歌を絵にしている。作品展ではここ10年以内に描いた32点を展示。中には東日本大震災後の今年4月に福島県の会津若松市や南相馬市などを訪問し、県内の磐梯山(ばんだいさん)が登場する万葉集の歌を描いた絵も。
晴嵐さんの陶芸も万葉集の歌を想像し、磁器と陶土を合わせて焼いた薄い青緑色の作品で、21点を展示。万葉集の魅力について、靖将さんは「恋と青春の歌ばかりで、若い世代の皆さんに見て欲しい」、晴嵐さんは「約1300年前の人々の思いをひしひしと感じる」と話す。
会場では各作品のほか、はがきなどのグッズ販売も。開館は午前10時半~午後8時。
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