2017年2月1日水曜日

複数の介護サービスを提供する施設「パナソニック エイジフリーケアセンター彦根駅東」オープンへ

 ショートステイ、デイサービス、訪問入浴など複数の介護サービスを提供する施設「パナソニック エイジフリーケアセンター彦根駅東」(安清東町)が23日、オープンを前にマスコミに公開された。
 パナソニックは平成10年に在宅介護の会社を設立し、昨年4月に介護事業会社のパナソニックエイジフリー(本社・大阪府門真市)を発足。全国150拠点で介護サービス、41拠点で介護施設と住宅、125店舗で介護ショップを運営している。
 県内では介護サービス付きの高齢者向け住宅を草津市内で運営しているが、在宅介護を行う拠点施設としては県内初で、ショートステイ、デイサービス、訪問入浴、訪問介護、居宅介護支援の複数メニューを提供する。
 施設は1422平方㍍の敷地に鉄骨3階建ての延べ約990平方㍍で建設。1階には127平方㍍の共同生活スペース、浴室、トイレ、リハビリや軽い運動、体操などができる機器が整備されている。2階と3階はショートステイ向けの個室が計20部屋あり、共同生活スペースもある。
 浴室は2室あり、カーテンの仕切りを設けてプライバシーに配慮し、床も滑りにくい構造にしているほか、個室部屋やトイレなどを含め、転倒防止のために段差を無くす工夫をしている。玄関には認知症の高齢者の徘かいを防ぐため、顔認証で入退出ができるシステムを取り入れている。キッチンには専門の調理スタッフを置き、高齢者に合った食事を提供していく。施設内の機器や内装の設備にはパナソニックの製品を採用している。
 定員はショートステイ20人、デイサービス40人で、サービスの対象地区は彦愛犬と米原(一部除く)。看護師や介護士など30人体制だが、今後、訪問看護などニーズに応じてサービスを拡充していく際には従業員数も増やす。
 代表取締役専務の北村光さん(48)は「ほかの事業者や行政の皆さんとも連携をしながら、地域の福祉を支える施設を目指していきたい」と話している。
 オープン予定は2月1日。問い合わせはパナソニックエイジフリー☎0120(874)872。

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