現在の地裁彦根支部は彦根城の城内に位置しており、江戸時代は西郷家ら彦根藩の武家屋敷が建っていた。このため世界遺産登録を目指す彦根市は以前から移転を要請しており、大久保貴市長も2015年5月の本紙の取材に地裁彦根支部の彦根駅東口への移転を求める考えを示していた。
新しい地裁彦根支部は佐和山自動車教習所があった敷地面積2841平方㍍に、延べ1889平方㍍で3階建てで建設される。自転車置き場も設置される。住所は駅東町1丁目13。
敷地測量や地盤調査などの入札公告が8月30日に、新築と既存庁舎解体の実施設計などの入札公告が9月2日に行われた。建物の納入期限は2021年2月12日になっている。
地裁彦根支部には大津地検彦根支部があるが、大津地検では「彦根支部の移転の要望をしているが、移転先や時期は未定」としている。新築される地裁彦根支部の隣接地は市が所有しており、その敷地に地検彦根支部が移転する可能性もある。
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