2018年7月30日月曜日

石寺町の湖岸 あのベンチ SNS上で話題に

 彦根市石寺町の湖岸沿いにある「あのベンチ」がSNS上で話題になっており、土日祝日や景色が良い夕方には多くの人が訪れる人気スポットになっている。
 設置した近くに住む男性(68)によると、祖父が植えたセンダンの木の前に10年ほど前に1脚目のベンチを設置。しかし背もたれがなかったため、約3年前に改修して今の形になった。大人3、4人が座れる大きさ。
 2脚目が完成して以降、来訪者たちがツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどSNS上に掲載し、最近では「あのベンチ」と命名されて拡散。県内外からバイクや自動車、自転車で撮影しに来る家族連れや友人同士、カップルらの光景がみられ、特に眺めが良い夕方には多くの人が訪れている。
 SNS上では「どこか懐かしいような雰囲気を醸(かも)し出しています」「何気ないこの風景。まったりとしたこの時間がたまらなく好き」「これは良い所ですね。おっさん一人で行くのはもったいない気がしました」などの感想が明記。本紙記者が訪れた際に座っていた県内の女性(29)は「のんびり湖を眺めると雑多な日常を忘れられ落ち着く。いつか大切な人と来たいです」と話していた。
 設置した男性は「最初は琵琶湖の美しい眺めを夫婦で見ようと、なにげに設置したが、いつの間にか人気スポットになった。多くの人が来てくれることはうれしい」と語っていた。
 ただ、「あのベンチ」は民家前にあり、到着までに集落内も通るため、騒音などの注意が必要だ。

彦根シティマラソン11月25日に開催

 彦根シティマラソンが11月25日に開催され、実行委員会では出場者を今月27日から募集している。今年は滋賀国体の主会場整備に伴って、会場が彦根城周辺になる。
 例年は県立彦根総合運動場陸上競技場が拠点だったが、今年は彦根市立西中学校で受付後、校門近くからスタートし、いろは松、彦根市民会館前、中堀沿い、滋賀大前などを通過し、西中グラウンドがゴールになる。
 3㌔、5㌔、10㌔があり、10㌔は5㌔コースを2周。3㌔が小学3生~6年の男女や中学生女子、高校生以上女子、親子ペア、中学生以上のペアの6部門計600人。5㌔が中学生男子、高校生以上の男女の3部門計400人。10㌔が高校生~39歳の男性、40歳以上の男性、高校生以上の女性の3部門計1200人。
 参加賞としてオリジナルTシャツ進呈。1~3位にはメダルと表彰状を授与。応募要項は彦根市役所、公民館、支所・出張所、市内郵便局、各市町教育委員会などに。応募は郵便振替の場合が8月8日まで、インターネット・携帯サイト(http://runnet.jp/)からが8月31日まで。小中学生1400円、高校生以上・親子ペアが2600円、中学生以上のペアが3800円。定員2200人。
 彦根シティマラソン実行委員会は8月1日から、当日のボランティアスタッフを募集する。内容は午前8時半から同11時までランナーの誘導や交通整理、給水補助をする。対象は高校生以上だが、引率者が同伴なら中学生以下も可。ひこにゃんがプリントされた帽子の提供も。問い合わせは市教委内の実行委員会☎(24)7975。

2018年7月26日木曜日

タイのモン族が作った刺しゅう展 滋賀大学総合研究棟で

 タイ北部に住む山岳民族のモン族が作った刺しゅう展が、3日から彦根市馬場の滋賀大学総合研究棟で始まった。
 滋賀大は世界各国の29の大学と交流協定を締結。タイとは1995年から2011年までに最多となる5つの大学と協定を結び、学生の交換留学や共同研究などを展開している。
 交流の中で滋賀大教育学部の谷田博幸教授が、モン族の人たちが作った襟(えり)の刺しゅうなどを収集。襟はモン族の衣装で首から背中にかけて垂らす布きれで、滋賀大ではさまざまな種類の襟や、溶かしたロウで模様を描くろうけつ染めの衣装など107点を展示している。滋賀大は「世界各国と交流している中で、タイの山岳民族が持つ独特な文化を紹介できれば」と来館を呼びかけている。開館は9月28日までの平日午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせは滋賀大経済経営研究所☎(27)1047。

2018年7月24日火曜日

Gelateria Azzurroで滋賀の特産品や彦根梨を使ったジェラートの試食会、世界ジェラート大使の柴野大造さんもPR

 世界ジェラート大使の柴野大造さん(43)考案のレシピで作られた製品を販売する「Gelateria Azzurro」(彦根市銀座町)で18日、近江米のみずかがみなど滋賀の特産品や彦根梨を使ったジェラートの試食会があり、三日月大造知事や柴野さんらが参加した。
 柴野さんは昨年秋にイタリアで開かれたコンテストで世界チャンピオンに輝き、世界ジェラート大使も務めている。株式会社アズーロ代表取締役の青池貴司さん(42)=日夏町=が昨年、柴野さんの味に魅了され、滋賀の特産品の国内外へのPRと、幼少期から訪れていた銀座街の再興を目指して今年4月に同店をオープン。
 以降、1日数百人ペース、これまでに約2万5000人が訪れる人気店になっている。試食会には三日月知事、大久保貴市長、柴野さん、青池さんが参加し、みずかがみや近江の茶、ふなずし味を試食した後、今年8月に販売する彦根梨のジェラートも味わった。
 彦根梨のジェラートについて柴野さんは、水を一切使わず、梨本来の水分のみで作っていると明かした上で「梨によって糖度や熟し具合に違いがあるため、その都度、違ったレシピで仕上げる必要があり、難しい」と説明した。
 三日月知事は「みずかがみ、茶、ふなずしは世界にPRできる食べ物であり、滋賀の誇り。彦根の振興の新たなアイテムにもなれば」と語り、大久保市長は「彦根梨が持つ甘みがきいており、おいしい」と話した。
 青池さんは「滋賀の特産品や彦根梨の味を世界へ発信したい。今後も県内各市の名産品を使ったジェラートを作っていきたい」と抱負を述べた。最後には、ひこにゃんや銀座のゑびすくん、みずかがみのみずかがみんと一緒に記念撮影も行われた。

11月23、24日に滋賀国際映画祭を初開催、短編映画を募集

 映画で滋賀県を盛り上げていこうと、彦根市肥田町の聖泉大学を事務局にした実行委員会(委員長・脇本忍准教授)は、11月23、24日に「滋賀国際映画祭」を初めて開催する。同祭に合わせて、上映する作品を国内外から募集している。
 滋賀県は琵琶湖を中心にした美しい風景や、歴史的建造物が多く残っていることから、数々の映画に登場。脇本准教授によると、ここ10年で滋賀と関連がある映画は約110本あるという。
 全国または海外へのPRと、滋賀のすばらしさを県民に再認識してもらおうと、聖泉大の教員やJTB社員、カメラマンらが滋賀国際映画祭を企画。先月15日から作品を募っている。
 募集している作品は3分未満を含む30分以内の短編映画。テーマの「奇跡」「愛」「大切なこと」「ろくでなし」から選択して作品名を付ける。映画のジャンル、年齢、性別、国籍など問わないが、すでに公開または公開予定や公序良俗・法令に違反する作品は不可。DVDにして郵送するか、ユーチューブにパスワード付きで応募し、公式ホームページの専用シートに必要事項を記入し実行委員会に送信。海外からの応募もでき、外国語作品の場合は日本語か英語、中国語のせりふの添付が必要。募集は9月28日まで。
 応募のあった全作品から審査員が10作選び、11月23日に入賞作の発表、地域の映画上映、シンポジウムが開催。24日にビバシティシネマで上映会、東近江市内で交流会がある。グランプリに10万円、準グランプリに5万円など進呈。
 実行委員長の脇本准教授は「映画を観光コンテンツの一環として、滋賀の魅力を世界中に伝えていきたい。映画祭を10年間続ければ、レッドカーペットを敷くのも夢ではない」と語っていた。
 実行委の委員、審査委員、ボランティアなど市民の協力も求めている。問い合わせは聖泉大内の事務局☎(43)3600。

2018年7月21日土曜日

近藤寛さん作ったミニのヒョウタン形の木工細工と実物のヒョウタン作品展、高宮駅コミュニティセンターで

 彦根市八坂町の近藤寛さん(82)が作った長さ1、2㌢のヒョウタン形の木工細工と、実物のヒョウタンを加工した作品展「ヒョウタン三昧(ざんまい)」が高宮駅コミュニティセンターで開かれている。
 近藤さんはコカコーラで勤務していた時から技術者としてさまざまな企画を提案していたといい、定年退職後にはシナノキを使い、一刀彫りでリング付きのヒョウタン作りに挑戦。専用の機械も手作りするほどになり、小さな木製のヒョウタンを組み合わせたネックレスや数珠(じゅず)なども作ってきた。今年の県シルバー作品展では彫刻部門で中日新聞社賞を受賞した。
 滋賀愛瓢会にも入っていて、自宅で育てたリング付きのヒョウタンやラメ加工の作品などを作ってきた。高宮駅ではヒョウタン形の木工細工約5000点とヒョウタンの作品約100点を展示。近江鉄道にちなんだ作品や、光輝くヒョウタンも並んでいる。近藤さんは「ほかの人が思いつかない、できそうにない作品を作ってきた。多くの人に見てほしい」と話している。8月18日までの午前10時~午後5時半。

松原地区の湖岸 路上駐車やごみの放置などが問題 車両が乗り入れるスロープ部分閉鎖へ

 彦根市の松原地区の湖岸で、水上バイクの利用者らによる路上駐車やごみの放置などが問題になっており、滋賀県と彦根市は8月2日から車両が乗り入れるスロープ部分を閉鎖する。
 松原町のかんぽの宿以北の湖岸緑地から矢倉川河口部付近にかけての一帯では以前から、水上バイクの利用者らが路上駐車し、同地区で禁止されているバーベキューをした後にごみを放置するなどにより、近隣住民から県や市に苦情が寄せられていた。
 彦根市もスロープの利用者が水上バイクに乗って湖岸緑地に入り、バーベキューをしている光景を確認。平成21年度以降、県に対し規制を強化するよう要請していた。昨年度には県や市の職員らが現地での調査や啓発を行ったが、利用者のマナーの向上が見られないため、来訪者の人数を抑制するのが効果的だと判断。スロープ部分の3カ所の出入り口を8月2日から9月30日まで試験的に閉鎖し、車両が乗り入れできないようにする。今月9日には看板を設置するなどして周知を図っている。
 また県は県都市公園条例(4月1日施行)を改正し、松原地区を含む都市公園でのごみの放置禁止と、指定された都市公園の区域外(松原地区)での火気の使用禁止を追加した。今月15日は県や市の職員、地元住民らが松原地区で啓発チラシを配布した。

2018年7月20日金曜日

高校生4人が劇団道草を結成22日に銀座芝居小屋で旗揚げ公演

 滋賀県内の高校で演劇部に所属している生徒4人が「劇団道草」を結成し、今月22日に彦根市銀座町の銀座芝居小屋で行う旗揚げ公演に向けて稽古している。
 メンバーは代表で彦根翔西館高3年の井上怜楽さん(17)=近江八幡市、脚本を手がける長浜北星高3年の和泉聡一郎君(17)=彦根市小泉町、ウェブなどを担当する膳所高3年の西田早希さん(17)=大津市、音響などを担う膳所高3年の月館陽香さん(17)=大津市。
 井上さんと和泉君が昨年10月に県内の演劇部が集まった大会で提案し、昨年末に銀座芝居小屋で行われた演劇団体の忘年会で正式に結成。「お客さんが道草をするようにふらっと立ち寄れる公演」を目指して劇団名を付けた。
 旗揚げ公演となる作品名は「ピーターパンのいないネバーランド」。高校を卒業した4人が廃墟に集まって、電波が飛ばない遊びのラジオをしていたある日、高校の時に亡くなったはずの友人からはがきが届くことから始まる物語。
 脚本兼監督を担う和泉君は「大人と子どもの境目にいる僕たちが、大人になる上での色んなかっとうをこの作品で描きました」と解説。代表の井上さんは「十代後半から二十代前半にかけて、悩んでいる私たちの年代が大人へ進む上で勇気をもってもらえればうれしいです。大人の方には私たちが悩み、考えている時期ということを知ってもらえれば」と話していた。
 開演は午後2時~と午後6時~。入場無料だが、カンパ制。問い合わせはメールgekidanmichikusa0103@gmail.com。ホームページもある。

銀座商店街の十八番フルーツ先月末で閉店、銀座再興へまちづくり会社は?

 彦根市の銀座商店街で長年、果実を販売してきた「十八番フルーツ」が先月末で閉店した。同商店街では昨年末から4店が閉店するなど、ここ近年で「シャッター街」化が加速しており、再興に向けた対策が急がれる。
 十八番フルーツは店主の田中和之さん(65)=新町=が昭和55年12月18日にミカンだけを販売したのが始まり。準備期間を経て翌年2月に正式オープンした。田中さんはアパレル関係の仕事をしていたが、学生時代に果実店でアルバイトをしていたことや父親が銀座商店街の文具店で勤務していたことから開店を決意。妻の紀子さん(56)と二人三脚で商売してきた。
 20年ほど前からは果実が入っていた段ボールを生かした作品を作り始め、キリンや象など動物から、ミッキーマウスやくまモンなどキャラクターまで数々の作品を作り、地元の子どもや観光客を楽しませた。
 65歳になったのを機に「第2の人生を楽しもう」と閉店を決めた。店の後始末が終わってからは段ボールアートの教室を市内外で開く。田中さんは「ずっと試行錯誤の連続だったけれど、多くの方に来店いただき、支えていただいた。次の人生を楽しみたい」と笑顔で語っていた。
銀座商店街へ市「イメージ」示す
 銀座商店街では7年前に老舗だったノムラ文具店が閉店して以降、シャッターを閉める店が増え、昨年末以降も洋品店や紳士服店などが閉店。再興に向けて彦根市は平成28年度以降、コンサル会社を交えて彦根銀座街商業協同組合と協議しているが、その方向性は見えていない。
 市は銀座商店街を6つのビル群に分けて会議を開いてきた。耐震化工事の必要な建物があるため、固定資産の使用をいったんやめる「除却」を基本に提案しており、今月中にも「イメージ」を地元に示す意向。だが建物の解体または新築には莫大な費用が発生し、解体に慎重な商店主もいるため、実現性は不透明な状況だ。
 解決策の一つとして、彦根市議会は5月に「まちづくり会社」の設立に向けた提言書を市に提出した。
 まちづくり会社は、商店街の再生に向けて行政や商店街などで設立されるのが主流で、株式会社として法人化されるため行政からの支援や金融機関からの融資が受けられやすい。また行政よりも事業をスムーズに運べるというメリットもある。
 まちづくり会社について、市の担当者は「中間的な組織としてふさわしいかどうかを検討している段階だ」としている。

2018年7月14日土曜日

小学生2人まで路線バス運賃無料「ecoサマー」彦愛犬や東近江で開始

 小学生2人までの路線バスの運賃が無料になる取り組み「バスに乗って冒険だ!ecoサマー」が、1日から彦愛犬や東近江の路線で始まった。
 湖東圏域公共交通活性化協議会が、夏休み期間中の交通渋滞の削減と地球環境への配慮につなげようと昨年度から実施している。対象の路線バスは、彦根、甲良、多賀で走る11路線(彦根ご城下巡回バスを除く)、東近江市内のちょこっとバス10路線と近江鉄道バス2路線、愛荘・東近江の1路線。
 対象の路線バスを降車する際、運転手に「エコサマー」と伝え、保護者の大人運賃を払う。引率者1人につき小学生2人まで無料で、3人以上の場合は3人目から小児の運賃が必要になる。小学生のみの利用不可。幼児は6歳以上の同伴者1人につき2人まで無料。実施期間は8月31日まで。
 チラシ中面の「冒険計画シート」に必要事項を記入し、〒522・0074彦根市大東町2番28号彦根市交通対策課内の湖東圏域公共交通活性化協議会事務局に郵送または持参すると、抽選で図書カードやひこにゃんのラッピングバススマホペン立てがプレゼント。冒険計画シートはコピーでも可。問い合わせは市交通対策課☎(30)6134。

2018年7月8日日曜日

びわ湖サンセットビアクルーズと近江ビア電 運航・運行開始

 近江鉄道は今年も夏の人気イベント「びわ湖サンセットビアクルーズ」と「近江ビア電」を運航・運行する。
 びわ湖サンセットビアクルーズは、彦根港発の船内で夕日を眺めながら生ビールなどが飲み放題。今月5日から9月15日までの木金土曜に運航される。
 今年は7月がサッポロビール号と題して「サッポロ黒ラベル」と「樽詰めスパークリングワイン・ポールスター」、8・9月がキリンビール号として「キリン一番搾り」と「一番搾り黒」が飲み放題に。チューハイやソフトドリンクも。浴衣を着用しての乗船者には商品プレゼント。
 彦根港発の出発時間は木金曜が午後6時半、土曜が午後5時15分、近江八幡市の長命寺港午後6時20分発もある。運航時間は1時間20分。料金は特製弁当付で大人3800円、小中高生1500円。千成亭のローストビーフサラダとロースカツサンドの別販売も。彦根港、長命寺港には彦根駅、近江八幡駅からの無料バスも運行される。申し込みは5日前までに予約センター☎(24)8103。
 今月12日から始まる近江ビア電は、彦根駅発20本と近江八幡駅発16本、八日市駅発2本。今年は初めてアサヒビール号を7月の水曜から日曜に運行する。スーパードライと琥珀のときが飲み放題。8月2日~5日と17日~9月8日の火曜から日曜は恒例のキリンビール号を運行。一番搾りとハイネケンが飲み放題。
 料金は生ビール、缶チューハイ、ソフトドリンクが飲み放題、特製中華弁当、近江鉄道1日フリー乗車券付きで中学生以上3800円、小学生以下1500円。千成亭のローストビーフサラダとロースカツサンドの別販売も。浴衣着用の乗車客には商品進呈。運行日時と発着駅は近江鉄道のホームページで確認を。ネット予約も可。申し込みは5日前までに予約センター☎(24)8103。

豊郷町立日栄小学校で相撲大会 関脇の御嶽海ら参加

 豊郷町立日栄小学校で6月30日、恒例の相撲大会が開かれ、関脇の御嶽海ら出羽海部屋の力士も参加した。
 日栄小は児童の体力向上を目的に、名古屋場所の開催に合わせて出羽海部屋の力士らを招いた大会を開いている。
 52回目の今年は1年から5年生までが4色のチームに分かれて対抗戦後、6年生の男女別トーナメントがあった。指導相撲には御嶽海、幕下の海龍と碧海浜(あおみはる)の3力士が、児童たち数人と対戦しながら相撲をとっていた。指導相撲の後には力士たちによる模範相撲があり、児童や保護者らから歓声が沸き上がっていた。4年生の上田輝(ひかる)君(9)は「御嶽海関は強かった。肩や腰は筋肉ばかりだった」、中西結愛さん(9)は「力が強くて押すのが難しかった」と話していた。

2018年7月7日土曜日

近江タクシー配車依頼する際に現在地を知らせるアプリ全国タクシーを導入

 近江タクシーはこのほど、彦根、米原、長浜、高島の各エリアでタクシーの配送を依頼する際に、現在地を自動的に知らせることができるアプリ「全国タクシー」を導入した。
 スマートフォンのGPS機能で利用者の位置が把握できるため、土地勘のない出張先やタクシーがつかまりにくい深夜、出先で突然天候が悪くなった際などに利用できる。画面にアップされる地図から乗車場所を指定し、タクシーが空いているか、予約の手配、タクシーの現在地の把握などができる。
 滋賀県内を含め全国各地の773社のタクシー会社が導入している。ダウンロード数は360万件以上だという。
 近江タクシーでは彦根の普通車76台、長浜の53台、高島の12台で通常の料金で配送していく。「あなたのスマホがタクシー乗り場に」をキャッチフレーズにダウンロードをすすめている。問い合わせは北部配車センター☎(22)0106。

2018年7月5日木曜日

四番町スクエアに7月から毎日ひこにゃんが登場

 彦根市本町の四番町スクエアに1日から、ひこにゃんが登場し始めた。
 滋賀大学が昨年、表門、黒門、京橋口駐車場、四番町スクエアで行ったアンケート調査によると、訪問地は彦根城が44%、夢京橋キャッスルロードが21%、四番町スクエアが11%で、訪問地の平均件数は2・14だった。
 市は彦根城やキャッスルロード以外にも観光客に足を運んでもらおうと、7月から毎日1回、ひこにゃんを四番町スクエアに登場させる。これまでの登場場所と時間は午前10時半、午後1時半、同3時に彦根城内だったが、7月からは午後1時から30分間、四番町ダイニング前か建物内3階(高温時や雨天時)となる。彦根城内は午前と午後に1回ずつになる。
 市は四番町スクエアにひこにゃんが登場する案内を彦根城内の看板や、専用ホームページで行っている。初日の1日には約200人が来場し、ダイニング前と建物内3階でひこにゃんがパフォーマンスを披露していた。石川県金沢市から家族で訪れていた小学1年生の松下朋寛君(6)は「ひこにゃんはかわいくて面白かった。四番町スクエアは素敵な町並みだった」と笑顔で話していた。

増え続ける空き家の有効利用で彦根市が市空き家バンク創設

 増え続ける空き家の有効利用を目的に、彦根市は来月、市内の空き家情報をインターネット上などに載せる「彦根市空き家バンク」を創設する。
 市が今年3月に策定した「市空家等対策計画」によると、平成28年度に市が実施した実態調査では、水道の閉栓状況や自治会からの報告で対象となった4009件のうち1691件を空き家と判定。そのうち倒壊など危険性が高い空き家は36件だった。
 市が空き家対策の一つとして新設する「空き家バンク」は、戦前に建てられて空き家状態の町屋や古民家の情報をアップした「小江戸ひこね町屋情報バンク」を運営する彦根商工会議所内の不動産会社などによる町屋活用委員会に委託。2つのバンクを戦前と戦後の建物で区分けして紹介する。
 空き家の所有者が登録申請し、宅建業者の同行による現地確認を経て、外見や内装の写真のほか、建築年、広さ、賃貸価格、建物の特徴などを空き家バンクに掲載。空き家に住みたい、または借りたい者への情報提供や見学会の開催などで空き家の利活用を進めていく。市は建物の改修についても補助を行う。
 小江戸ひこね町屋情報バンクの成約件数は、設置された平成24年度から同28年度で14件だったが、市は「空き家バンク」の目標数として、登録件数を5年間で100件、成約件数を同35件としている。
 市建築住宅課の担当者は「空き家の所有者と利活用の希望者のマッチングを進め、建物の改修の補助をすることで、空き家の流通促進を支援したい」としている。問い合わせは市空き家バンクの事務局☎(23)2123。

2018年7月4日水曜日

ひこね災害ボランティアネットワーク会員を募集

 彦根市内外で災害が発生した際に救援活動をする団体「ひこね災害ボランティアネットワーク」は会員を募集している。
 同団体は平成5年に結成。2年後の阪神淡路大震災でも支援活動をした。以降も炊き出し体験や避難所設営の訓練などをしたほか、ボランティアコーディネーターの養成講座や防災講演会の開催などをしてきた。
 現在は彦根を中心に市内外の30歳代から70歳代までの約30人が会員。登録方法は専用の申込用紙に必要事項を記入し事務局まで。
 薩摩四郎会長は「阪神淡路大震災や東日本大震災など災害が発生するたびに被災地に足を運んだ。そこで得た知識を多くの人に広めていきたい」と会員を募っている。
 問い合わせは西濃集配滋賀内の事務局☎(35)4135。

2018年7月2日月曜日

7月7日午後8時~高宮納涼花火大会

 彦根市高宮町の高宮橋(無賃橋)周辺で7月7日午後8時~高宮納涼花火大会がある。
 明治時代から開催されており、昭和3年からは高宮商工会が主催。戦時中は中断していたが、昭和25年から再開され、滋賀県内で最初の花火大会として市内外から多くの観客が訪れる。
 106回目の今年は各種スターマインや仕掛け花火など約3500発を打ち上げる。点火式が午後8時~あり、大会は午後9時まで。荒天中止は当日午前10時までに判断し、中止時は15、21日に延期される。
 高宮町の犬上川周辺では当日の午後7時から3時間、交通規制が行われる。