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2012年12月9日日曜日

岡田副総理が彦根で演説 自民・維新の会の政策批判

 民主党の岡田克也副総理が5日、パリヤ前で候補者の応援演説を行い、約100人(陣営発表)を前に、消費増税や経済政策、外交について話した。
 岡田副総理は、民自公で決めた社会保障と税の一体改革にふれ「以前の自公政権で大きな借金をつくった。歳入の半分が借金という状況で、(財政危機の)ヨーロッパのようにならないようにしないといけない」と、消費増税に理解を求めた。
 経済政策については、日中韓自由貿易協定(FTA)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉を開始したことをPRしながら、「国を開いて経済を活性化させる必要があり、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を含めて国益を踏まえて進めたい」と説明。また「環境、医療、介護など新しい産業を成長させる中で、経済を発展させたい」「どこかの総裁のようにばらまくだけでは国は良くならない」と述べた。
 日本維新の会の石原慎太郎代表が憲法を破棄する考えを主張していることに、「憲法によって平和と豊かな国を育んできた。私は護憲ではないが、根底から否定する考えは承服できない」と批判。さらに「(中国など)相手国を刺激し、ナショナリズムに訴えるよりも、外交は話し合って平和的に解決するべきだ」と語った。

2012年12月6日木曜日

衆院選滋賀2区のラジオ討論会、外交・安全保障で4氏に差

 滋賀彦根新聞社とエフエムひこねコミュティ放送は11月30日、衆院選滋賀県第2選挙区の候補者を招いたラジオ討論会を開催。原発や嘉田新党、外交・安全保障などさまざまなテーマについて白熱した議論が繰り広げられた。
 出席したのは、共産党新人の中川睦子氏(54)、みんなの党新人の世一良幸氏(52)、自民党元職の上野賢一郎氏(47)、民主党前職の田島一成氏(50)で、エフエムひこねの小幡善彦社長が司会を務めた(以下敬称略)。
 討論会ではまず嘉田新党について、田島が「政党の党首は激務。知事をやりながらできるのか心配。原発ゼロ以外の政策も背負っていかなければならない」、上野が「政治家として決断するのは重要だが、小沢(一郎)さんとどのように対するのか。県政への影響も出ないようにしないと」、世一が「(自身が元環境庁職員のため)嘉田さんは環境分野の専門家で親近感があったが、政治とカネで起訴された小沢さんを尊敬しているとの発言はどうか」、中川が「最初聞いた時は幻滅した。小沢さんに埋もれてしまうのではないか。知事の仕事をしっかりとやっていけるのか」と述べた。
 原発については4人とも脱原発を主張したが、自民党の公約では脱原発の主張や時期が明確にされていない。このことに世一は「原発は自民党が政財官などの利益共同体として進めてきた政策。今さら原発反対と言われても」、田島は「『いつまでに』と言われている中で、自民党は示していない」、中川は「共産党は即停止と言っている」と説明。上野は「自民党の責任は重い。立ち止まって考える必要があり、原発を無くすということを(党として)明確にするべき」と答えた。このほか世一は、原発が事故時の損害賠償や保険などコストが高いと指摘しながら「発送電を分離して電力の自由化を進めるべき」と提案、上野も「電力の自由化は賛成だ」と語った。
 尖閣諸島の国有化を巡って対中国との関係が悪化していることなど、外交・安全保障については、中川が「戦争責任という歴史を踏まえて話し合いをしていき、互いに理解していくことが大事」、世一が「領土問題は国際司法裁判所で解決するべきで、ナショナリスティックにではなく、色んなルートを使うべき」、上野が「尖閣問題は中国の海洋に出ていきたいビジョンの一環。領土領海を守るため中国には厳しい姿勢であたり、日米関係をきちんと元に戻す」、田島が「中国、韓国、台湾とは経済、観光などの面でも勘案しなければならない。愛国主義を鼓舞させるような一部の動きには反対」、とそれぞれ異なる考えを示した。

衆院選公示 滋賀2区は4人の戦い

 衆院選が4日公示され、滋賀県第2選挙区には、共産党新人の中川睦子(54)、みんなの党新人の世一良幸(52)=日本維新の会推薦、自民党元職の上野賢一郎(47)=公明党推薦、民主党前職の田島一成(50)=国民新党推薦=の4候補が出馬した。2区の有権者数は26万3957人(3日時点)。4日の各候補の第一声は以下の通り。
 中川候補は「今の民主党は、消費増税を決め、沖縄にオスプレイを配備し、福井の大飯原発を再稼働させた。公約を破って進めていくことは許せない」と現政権を批判。
 「自民党も公明党も一緒になって進めており、議会制民主主義を破壊する行為」「共産党は90年の歴史があり、戦中・戦後とも国民の命と暮らし、平和を守ることを懸命に取り組んできた。国民が願う声を受け取る役割がある」と支持を呼びかけた。
 最後に「今回は国民の命と暮らし、平和の存亡がかかった重要な選挙。共産党の議席倍増への力をください。国民の願いの実現へ先頭に立ってがんばりたい」と語った。
 共産党滋賀県委員会の奥谷和美委員長は「消費増税、原発再稼働、TPP、オスプレイの配備という財界中心、アメリカ言いなりの政治では国の前途は開けない」「この政治は自民党・公明党の政権から続いており、今回の選挙は自民党による政治になるのか、共産党の躍進かだ」と述べた。(彦根事務所で)
 世一候補は「既成政党の民主党は寄せ集め集団。解党して、一から出直すべき」、「自民党は昔と変わっていない長老、派閥、世襲、利権政治だ」と批判し、「みんなの党は利権に一切関係なく、ぶれない。企業献金ももらっていない」と主張した。
 推薦を受けた日本維新の会の橋下徹代表代行については「言動が素晴らしい。日本を変えてくれるし、日本を変える力を持っている」と賞賛した上で、「針の穴に糸を通すような厳しい選挙だが、糸を通してみせる」と決意を語った。
 選対本部長の池田洋氏は「(みんなの党代表の)渡辺さんのぶれない政治姿勢についてきた。選挙は何としても勝たなくてはならない」とあいさつ。藤井勇治・長浜市長やみんなの党滋賀の蔦田恵子県議も「政治が機能していない。世の中を変える再生選挙」「湖東・湖北から改革の炎を」と応援した。    (長浜事務所で)
 上野候補は「3年間の民主党政権で、外交もバラバラ、経済もボロボロ、農政もガタガタになった。今の体制を白紙に戻して、新しい体制をつくりたい」と第一声。「前の自民党は国民の目線から離れていた。信頼を取り戻すために世代交代をした。一致団結して外交、経済を立て直したい」と、自民党が新しくなったとPR。原発については「党内では色々な意見があるが、福島であれだけの事故があったのだから、原発ゼロは当たり前」と脱原発の考えを示した。
 最後に「この選挙は日本の将来を占う大きな戦い。もう一度、日本が前へ進んでいけるように、このふがいない政治を建て直す原動力になりたい」と抱負を述べた。
 後援会長の河本英典元参院議員は「今回の選挙は政治のレベル、国家として何が大事かが問われている」とあいさつ。獅山市長は「自民党の公約は分かりやすくて好感を持っている。地域としては道路や公共施設を作っていただきたい。国の政治と地方が直結しなければならない」と話した。(彦根事務所で)
 田島候補は「3年前に政権交代し、日本の改革が緒についた」「東日本大震災、福島原発事故を早く収束、復興させたい。しかし、ねじれ国会で法案一つなかなか通させてもらえない。我慢、妥協を重ねて今日までようやく到達できた」と、この3年を振り返った。
 エネルギー政策については「原発への不安、エネルギー供給への不安を抱える。安心・安全を担保しながら、経済・産業活動に支障をきたさないようにする。私は場当たり的な耳障りのいい言葉で、有権者をだましたりしない」と語った。
 「米の味の良し悪しは田んぼにつけた足跡の数で決まる。政治家も地域につけた足跡の数で度量が決まる。だからこそ現場主義を貫いていきたい」と述べ、「改革はまだ道半ば、自民党政治のうみをしぼり切る途中にある」と支持を求めた。
 林久美子参院議員は「田島候補は水俣病、アスベスト被害の救済など、光が当たらないところに光を当てた」と述べた。(JR彦根駅前と長浜事務所前で)

2012年12月3日月曜日

衆院選 4日公示、滋賀第2選挙区は4人出馬へ

 衆院選がいよいよ4日に公示され、16日の投開票まで選挙戦が繰り広げられる。彦根や長浜など滋賀第2選挙区には、民主党前職の田島一成(50)=彦根市西沼波町=、自民党元職の上野賢一郎(47)=長浜市元浜町=、みんなの党新人の世一良幸(52)=長浜市相撲町=、共産党新人の中川睦子(54)=彦根市日夏町=の4氏が出馬する予定。各陣営も選挙事務所を設けるなど急ピッチで体制を整えている(以下敬称略)。
 選挙戦は、4選を狙う田島と上野との一騎打ちに、世一と中川が食い込む構図になりそうだが、日本維新の会の支援によっては彦根で知名度がない世一を加えた三つどもえになる可能性もある。世一陣営も「民主、自民ではダメという票を得て、いい戦いにしたい」と意気込む。
 また原発については田島、世一、中川がいずれも脱原発の考えで分散が予想される上、民主への逆風と合わせて上野が有利に展開することも考えられる。田島陣営では「(政権交代を果たした)前回とは違って厳しい雰囲気を感じる」と話す。以下各候補予定者の事務所や公示日4日の行動予定。
 【田島】前回と同じベルロードの旧ヤマダ電機(平田町546)に事務所を設置。30日夜に事務所開きをした。4日は午前10時半~彦根駅前で出陣式を開く予定。選対本部長は江畑弥八郎県議、本部長代行は中沢啓子県議。☎(21)3340。
 【上野】前回の自民党候補者と同じ戸賀町174・1に事務所を構える。きょう1日午前10時~事務所開きを行う。総括責任者は赤堀義次県議、選対本部長は西村久子県議。4日は長浜事務所を経て、午後0時半~彦根事務所で出陣式。☎(27)7801。
 【世一】彦根事務所は京町1の3の4の小西ビル1階。4日は午前8時~長浜事務所で出陣式。選対本部長は池田洋さん、副本部長は大塚勝さん。☎(23)1155。
 【中川】彦根事務所は長曽根南町485。4日は午前10時~彦根事務所で出陣式。選対本部長は山田満さん。☎(21)2410。
ポスター掲示板設置
 衆院選の立候補予定者のポスターが貼られる掲示板が11月27日に彦根市役所前などに設置。明るい選挙推進協会のイメージキャラクター「選挙のめいすいくん」も手伝った=写真。掲示板は幅2・72㍍、高さ2㍍。市内各所の263カ所に2日までに設置される。

2012年12月1日土曜日

嘉田新党は小沢新党

 嘉田知事が新党・日本未来の党を設立したことに対しては、賛否両論あるが、その大概が親嘉田か反嘉田かからの論点であり、小生が問題視するのは、嘉田知事を党代表に祭り上げた背後にいる巨大な黒子の存在である。
 もちろんそれは小沢一郎氏を指すのだが、自民党や民主党の政権でも各党幹部が扱いきれなかった壊し屋の異名をとる政治家(政治屋が正しいか)を、国政経験の無い一地方自治体の首長が操れるわけがない。
 新党設立時の記者会見やその後のぶら下がり取材を見ると、嘉田知事はまるで、もてはやされて良い気分になっている乙女のようでもあり、数々の権力闘争の修羅場を踏んできた小沢氏にとっては、赤子の手を捻るような相手で、党の代表として続けさせるわけがなかろうに。
 脱原発のみで連合を組んだようだが、所詮それは衆院選の一時しのぎであり、選挙後に小沢氏が台頭し、嘉田知事の存在を抹殺するのは明らかである。そもそも「政策より政局」の政治屋・小沢氏が脱原発かどうかも極めて疑わしい。
 嘉田知事は、日本維新の会の橋下徹代表代行が太陽の党との合流で脱原発の主張をトーンダウンさせたことを、新党設立の理由の一つにあげているようだが、そもそも日本維新の会や橋下氏と肩を並べようとすること自体、筋違いである。維新政治塾と嘉田知事が塾長を務める未来政治塾を比較してもわかる通り、二番煎じにさえも満たない。
 女性であることと、「卒原発」というわかりやすいキャッチフレーズにより、衆院選では女性票を中心にそれなりの議席を獲得するかもしれない。合流前の国民の生活が第一など3党のままよりも、嘉田知事を代表にした新党の方が票を獲得できるのは間違いない。
 だが、そのような小沢氏のあいかわらずの国民をバカにした策謀に有権者ははまっても良いのか。甚だ疑問である。【山田貴之】

嘉田新党・日本未来の党に賛否の意見

 滋賀県の嘉田由紀子知事が新党「日本未来の党」を結成し代表に就任したことに、彦根市内からも賛否の意見が出ている。
 嘉田由紀子後援会の元副会長の阿部美智子さん(小泉町)は「私も何十年も前から原発に反対していて、嘉田さんと一緒の意見。政党がどうとかより、脱原発を進めてほしい」、嘉田知事が塾長を務める未来政治塾の塾生でNPO法人リンクス代表の柴田雅美さん(平田町)は「福井の原発に近く、琵琶湖を預かる知事として、(嘉田知事が掲げた)卒原発には納得するので評価できる」と話す。
 一方で、自民党の細江正人県議(本町)は「卒原発だけで、ほかの政策については(合流した党と)すりあわせがない。選挙目当てだけで良いのか」と批判している。
 また獅山市長は11月29日付けで嘉田知事と荒川敦副知事宛てに申し入れ書を送付。新党発表後、県に電話が鳴りっぱなしとの新聞報道をあげながら、「県の広報課が新党の広報課のように追われている実情は、公務外の業務として費用返還請求が行われる可能性が大きい。新党の政務と県の公務とを峻別する処置を強く申し入れる」などとし、副知事には「県職員に新党の政務に従事してはならないよう通知することを求める」としている。

パオパオバルーンを市内幼稚園に寄贈 国際ソロプチミスト彦根

 国際ソロプチミスト彦根は11月28日、子どもたちが一緒に持ち上げて遊べるシート「パオパオバルーン」とDVDプレーヤーを市内の10幼稚園に寄贈。彦根幼稚園では贈呈式が開かれた。
 パオパオバルーンは直径約5㍍の円形で赤、白、青、黄の4色が縞模様で入っている。周囲を持って揺らしたり、持ち上げて空気を入れてドーム形にしたりして遊ぶことができる。
 同団体からはバルーン10枚とDVDプレーヤー43台の計60万円相当が寄贈。彦根幼稚園では和田旱子(あつこ)会長から子どもたちにバルーンが渡され、園児たちが礼として「どんぐりころころ」など秋の歌を披露した後、早速 全員でバルーンを使って遊んでいた。
 和田会長は「お友だちと楽しく、仲良く遊んでもらえればうれしいです」と話していた。