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2009年1月9日金曜日

為政者は橋下知事を見習え 「教育問題を最重要施策に」 

 大阪府の橋下徹知事は、最重要施策に教育問題をあげている。昨年末には、全国学力テストの情報管理を徹底する方針を示した文科省に対し、「文科省は本当にバカ。選挙で選ばれた文科相以外は全員、入れ替わった方がいい」と罵倒。このほかにも、学力低下の問題で教育委員会や日教組を痛烈に非難したことは記憶に新しい。
 39歳の若さ故の感情論との批判も聞くが、それは見当違いである。橋下知事の考え方については賛否両論あろうが、教育問題への姿勢や政治家としての使命感は、いまの多くの首長や議員の亀鑑となろう。
 小生は、多くの首長や議員が、ほかの為政者などとの「対立」を嫌うため、自身の信念に基づいた主張を貫徹していないように思う。とどのつまり「個性」と「パッション(情熱)」がないのである。
 翻って情熱的で個性豊かな橋下知事は、「ゆとり教育」というガンの見直しを進めるため、土曜日の授業実施を求める発言もしている。県内では長浜市が昨年末、学力強化のため、夏休みを1週間短縮する方針を示した。賢明な判断である。
 今年は衆院選のほか、近隣では彦根市長選が行われるが、有権者の皆さんは候補者の教育施策についても注目していただきたい。候補者の皆さんには「個性ある」施策を期待したい。(記者・山田貴之)

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