家庭訪問型の子育て支援「ホームスタート」(※=本紙8月27日付けで詳細)の勉強会が先月31日、彦根市男女共同参画センター・ウィズであった。勉強会後、NPO法人ホームスタート・ジャパン(東京都新宿区)事務局長の山田幸恵さん=写真=が本紙の取材に、ホームスタートの現状や必要性について説明した。
また、本来はホームスタートのような支援が不要な社会が望ましいものの、情報化社会などの影響で人と対面してコミュニケーションをとる機会が減っており、その時代の流れには逆らえず、今後さらに地域とつながりがもてるきっかけにもなるホームスタートが子育て支援のツールになるとの見方を示した。
ホームスタートを利用した母親は、「孤立感の解消」や「心の安定」、「子どもの問題行動の減少」や「子どもの心の健康」などの項目で、100%かそれに近い満足度を示したとし、母親の精神面のほか、子どもへの好影響をもたらすことがわかりつつあるという。なお、彦根での勉強会はホームスタートの県内初の導入を目指す「ひこね・育ちのネットワーク」主催。市職員のほか、主任児童委員、民生委員・児童委員、産婦人科職員ら31人が参加し、ホームスタートの歴史、やり方、効果、メリット・デメリットなどを学んだ。
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