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2015年6月11日木曜日

滋賀国体主会場 公設民営で運営 施設整備は2案

 平成36年の滋賀国体の主会場の整備方針を協議する彦根総合運動公園(仮称)整備計画検討懇話会がこのほど滋賀県庁であり、基本計画策定に向けた案が示された。
 懇話会では、基本構想で示された第一種陸上競技場、野球場、第三種陸上競技場などに加える施設として▽多目的広場を西側の敷地拡張部に、庭球場を公園中央に、ほぼ現状規模で配置する▽公園中央に緑の広場を、西側の敷地拡張部に公式大会や強化合宿が実施でき、競技力向上の拠点施設になる庭球場を配置。サッカーや他競技のウォーミングアップ場として利用が多い多目的広場は設置しない―の2案が提示された。
 施設整備と管理運営の手法としては、公設で整備した後、指定管理者制度を採用して施設の維持管理にあたるとした。民間の資金と経営能力・技術力を生かすPFI方式など民間活用は、▽第1種陸上競技場を主とした公園整備に適用された事例がない▽彦根市風致条例による高さ制限や彦根城の世界遺産登録に向けた景観整備へのリスク▽軟弱な地盤への対応などから、民間事業者が独自の計画を立てて進めることは困難だとして、採用しない方針を説明。
 今後のスケジュールとしては、来月の懇話会で概算の事業費と基本計画案が示され、平成29年度までに設計や用地取得、同31年度~同33年度に第1期工事、国体前年の同35年度に供用開始、翌年に国体開催、同37年度から第2期工事に入る。
長浜は相撲誘致へ
 長浜市相撲連盟が同市平方町に整備した土俵で6日、土俵開きが行われ、関係者は滋賀国体の相撲競技の長浜誘致などの夢を語った。
 土俵開きには連盟の関係者のほか、上野賢一郎衆院議員、二之湯武史参院議員、藤井勇治市長、野田藤雄県議会副議長らが出席。出席者による玉ぐし奉納の後、土俵の地鎮祭にあたる「土俵祭り」を執り行い、土俵中央に米、塩などを埋めた。連盟の山田普会長は「相撲は国技であり、心技体を磨き、親しみやすいスポーツ。この土俵を契機に、長浜から、力士、横綱を輩出できれば夢がある」とあいさつし、藤井市長は横綱白鵬関の所属する宮城野部屋が17日から長浜で合宿することにふれ「長浜の相撲文化を盛り上げていきたい」と話した。
 土俵は滋賀国体を見据え、滋賀の相撲競技の再興と選手育成をはかるため、連盟の会員らが手作りで整備した。

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