平成23年3月11日の震災後、田代陽子監督が北海道、青森、福島、東京、神奈川、滋賀などに住む120人の話を聞き回り、そのうちの3家族に焦点をあてて4月から2年間に渡って撮影した作品。
北海道七飯(ななえ)町で山を開墾しチーズを作っている山田家、洞爺湖で古民家を直してパン屋と古物屋をしている今野家、青森県大間町で漁師をしている山本家などの暮らしぶりを紹介。原発の建設を反対する人々の姿を追ったシーンも登場する。
田代監督は「一人一人は小さな粒かもしれないけれど、その小さな粒々が世界をつくり、生き生きと暮らしていくことで今よりいい世界になっていくのではないか」とコメントしている。上映時間は191分。
7年前に田代監督の最初の作品「空想の森」を観賞して感動し、平成22年6月に彦根市内で自主上映会を開いた奥田好香さん(63)=平田町=が再び企画。当日は休憩をはさんで上映会があり、その後には田代監督のトーク会も。入場料は前売り1500円、当日1800円、中学生以下無料。申し込みは奥田さん☎090(7887)4637。
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