ウクライナから彦根へ避難しているイリーナ・ヤボルスカさん(52)たちが5月27日、夢京橋キャッスルロードにウクライナ料理の店「The
Faina(ふぁいな)」をオープンした。今後はウクライナに残っているイリーナさんの夫で元料理人のローマン・ヤボルスカさんも呼び寄せる予定だ。
内装「昔の家」イメージ
キーウやハリコフの写真展示
イリーナさんは母親のギャリーナ・イヴァノヴァさんと一緒に昨年3月末、娘のカテリーナ・ヤボルスカさん(32)とその夫の菊地崇さん(29)が住む彦根市内へ避難。実業家の菊地さんの働きもあり、ウクライナ語で良いという意味の会社「Faina」を立ち上げ、彦根市内を中心に東京や大阪など各地でキッチンカーを運営し、ウクライナ料理の「ムレンツィ(ロシア語でブリンチキ)」などを提供してきた。
イリーナさんはオンラインでローマンさんと連絡を取り合っていて、昨年12月にローマンさんが「日本で家族と暮らし、一緒に働きたい」と提案。多くのウクライナ人の雇用や本格的なウクライナ料理の提供も実現できるため店舗化を決めた。集めた資金約352万円を活用して、夢京橋キャッスルロードの空き店舗を借りて、菊地さんたちが今年4月からほぼ独自で内装作業をして、5月12日に完成させた。
カテリーナさんは「ウクライナの昔の家をイメージした。日本の古民家にも似た雰囲気になった」と話す通り、濃い茶色とクリーム色を取り入れた壁が特徴だ。キーウやオデッサ、ハリコフ、リビウなど主要都市の街の写真も壁に貼って、ウクライナの雰囲気を出している。
ボルシチ オクロシカ…
ワイン用意、テイクアウトも
1階が40席の店舗で、2階をキッチン、3階を事務所として活用。イリーナさんたちがボルシチや冷スープのオクロシカ、パンケーキのオラードゥシキ、ミートゼリーなどのウクライナ料理を作り、ブランチやランチ、ディナーの時間帯に提供する。ウクライナのワインやヨーロッパのビールも用意。観光客向けにはレモネードやシェイクなどを販売するほか、テイクアウトメニューもある。
定休日が月曜と火曜。営業時間は土日祝日が午前10時~午後9時だが、ほかは曜日によって異なる。スタッフはイリーナさんとカテリーナさんを含めウクライナ人6人と日本人4人。イリーナさんは「どのような運営になるのか不安だけれど、楽しみもある。観光客や市民の多くの皆さんにウクライナ料理を食べてほしい」と話していた。問い合わせは同店☎070(9118)4662か、https://www.faina.tokyo/。
キーウやハリコフの写真展示
カテリーナさんは「ウクライナの昔の家をイメージした。日本の古民家にも似た雰囲気になった」と話す通り、濃い茶色とクリーム色を取り入れた壁が特徴だ。キーウやオデッサ、ハリコフ、リビウなど主要都市の街の写真も壁に貼って、ウクライナの雰囲気を出している。
ワイン用意、テイクアウトも
定休日が月曜と火曜。営業時間は土日祝日が午前10時~午後9時だが、ほかは曜日によって異なる。スタッフはイリーナさんとカテリーナさんを含めウクライナ人6人と日本人4人。イリーナさんは「どのような運営になるのか不安だけれど、楽しみもある。観光客や市民の多くの皆さんにウクライナ料理を食べてほしい」と話していた。問い合わせは同店☎070(9118)4662か、https://www.faina.tokyo/。
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