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2012年2月11日土曜日

彦根伊呂波会がパリ・ベルギー公演終え帰国報告 6会場で観客1000人、原発問題の質問も

 東日本大震災後に激励を受けた返礼として公演のため渡欧していた、狂言のアマチュア集団「彦根伊呂波(いろは)会」のメンバーが8日、市役所で報告した=公演模様の写真は同会提供
 震災後、岩手県奥州市(旧水沢市)出身で同会代表の小澤祥子さん(66)=愛荘町=あてには、フランス・パリやベルギー在住の友人や、その友人を通して日本語を学ぶ現地の若者たち計約60人から、見舞いや励ましのメールが届いた。
 小澤さんは海外の若者たちも心配をしていることに感動し、海外公演を企画。訪れたのは、同会の講師役で大蔵流狂言師・木村正雄さん(82)を団長に、小澤さん、元市議・辻橋正一さん(64)、元朝日新聞記者・中村憲一さん(64)=いずれも彦根市=ら同会メンバーと、京都伊呂波会の4人の計14人。先月22日から今月1日までパリとベルギーに滞在し、5つの演目を6カ所で2種類ずつ披露。各会場ともほぼ満員となる約50人~260人ずつの計約960人が詰めかけたという。
 公演前には、現地のコメディアンらがフランス語で題目の内容を身振り手振りを交えて15分間説明した後、メンバーが日本語で25分間演舞。終演後、来場者からは「日本の文化は信じられないほどすごいことを確認した」など、日本の伝統芸能を賞賛する意見があったという。
嘉田知事の「卒原発」紹介
「公演は大成功に」
 パリの4会場では、メンバーが撮影した福島原発近くの南相馬市の動画を公演前に上映。来場者からは「(原発事故に対して)国や電力会社の責任が問われているが、日本ではなぜ暴動が起きないのか」の問いがあり、「日本人は助け合おうとする気持ちが強い」と答え、「今後、日本では原子力発電はどうなるのか」との質問には、嘉田知事の「卒原発」のメッセージをフランス語で紹介したという。
 木村さんは、最近の狂言が大衆に迎合していることを嘆きつつ「外国の人の方が純粋に見てくれると感じたし、狂言の精神を理解してくれたと思う。公演は大成功だった」と語った。
 小澤さんは「現地の皆さんは本当に満足して喜んでくれたと思う」と話していた。

2012年2月10日金曜日

芹川けやきの愛称 大老・赤鬼・開国の樹に 彦根市制75周年記念で

 彦根市は6日、市制75周年記念で募集していた芹川のけやきの愛称と、けやき道の四季のフレーズを発表した。
 芹川左岸の芹橋から後三条橋間にある3本のけやきで募集し、県内外から愛称に158人、フレーズに145人の応募があった。
 そのうち愛称は応募作から選考委員会が補足した「大老の樹」=写真上=と「赤鬼の樹」=写真下、平田町の田中雪男さんの「開国の樹」=写真右=に決定。フレーズは小泉町の北村邦彦さんの「さくら咲く 春らんまんの けやきみち」など季節ごとの4作に。来月にも看板が設置される予定。
 応募者のうち、愛称で大老、赤鬼の文言を入れた15人と、「もくもくモンスター」や「雷神丸」などユニークな名を付けた小学生2人に特別賞が授賞された。フレーズも4人に特別賞。表彰式は3月15日に市役所で。

2012年2月9日木曜日

彦根仏壇の彫刻師・井尻一茂さん なんばグランド花月の玄関に設置の芸人看板制作へ「西川きよし」担当

 彦根仏壇の彫刻師・井尻一茂さん(40)=米原市下丹生=が、今春リニューアルオープンする吉本興業の劇場「なんばグランド花月」(大阪市)の玄関に設置される芸人の看板を作ることになった。2日には同劇場で記者会見が行われた=写真は吉本興業提供
 同社は、昨年4月から芸人と社員が各都道府県に住みながら地域貢献をしていく「47都道府県エリアプロジェクト」を進めており、各地で知り合った伝統工芸士の技を生かした看板作りを企画。伝統工芸士とデザイナーの9組に制作を依頼した。
 そのうち井尻彫刻所代表の井尻さんは、西川きよしさんの看板を作ることになり、草津市のデザイナー・堀池正樹さんのデザインをもとに、タイや桜と一緒にえがいた作品のサンプル版(高さ97・5㌢×幅30㌢)を制作。
 井尻さんや吉本興業によると、サンプル版を持参してのぞんだ会見では「(吉本興業が今年で創設)100周年ということと、(目が出た)西川さんということで、めでタイのタイを彫らせていただいた」との井尻さんの紹介に、西川さんは「これタイでしたか、金魚かと思っていました」などと答え、会場は笑いに包まれていた。
 同劇場がオープンする4月8日までに正式な看板を作る。

2012年2月8日水曜日

カロム・ゴニンカン・投扇興・旗源平・オニム・本家野球拳を体験、彦根でご当地ゲームサミット

 カロムなど地域で遊ばれているゲームが一堂に集った「ご当地ゲームサミット」が5日、ひこね燦ぱれすで開かれ、子どもたちがそれぞれのゲームを体験した。
 カロム以外では、トランプの絵札を取り合う青森県五所川原市の「ゴニンカン」、扇で的を落とす東京都大田区の「投扇興(とうせんきょう)」、旗やマトイを奪い合う石川県金沢市の「旗源平(はたげんぺい)」、カロムに似た京都市の「オニム」、歌と踊りを交えた愛媛県松山市の「本家・野球拳」。
 彦根青年会議所が主催し、園児から中学生までの子ども71人と保護者を含めた計約100人が参加。各地域の代表団も来場し、各ゲームを紹介した後、参加者たちはグループごとに順番に各ゲームを体験していた。
 投扇興をプレーした金城小3年生の中川健新君(9)は「思っていた以上に難しかったけれど、扇を的に当てられて面白かった」と話していた。

滋賀バルブ協同組合 平成23年は「横ばい」、今年は復興特需で伸長予想

 滋賀バルブ協同組合(彦根市岡町)は、昨年のバルブ生産高を発表。加盟34社のうち、製造業24社の合計は前年比3・9%減の212億3100万円と減少したが、前年より対象企業が2社減ったため、全体的には「ほぼ横ばい」だった。
 業種別には、産業用弁が国外需要の好調で前年比3・5%増の93億6400万円。水道用弁が公共工事の削減で同4・8%減の83億7600万円。船用弁が組合企業の減少のほか、原材料の高騰、中国・韓国メーカーとの価格競争の激化で同23・9%減の25億7300万円。鋳物素材が原材料の高騰で同4・8%増の9億1900万円だった。
 今年は、東日本大震災の大幅な復興事業や耐震化の促進などで、民間の設備投資が伸びると予想。「大震災の復旧・復興に向けて業界あげて貢献したい」としている。

逓信舎プレオープン 花しょうぶ通り商店街見学客で賑わう

 彦根市の花しょうぶ通り商店街に5日、街の駅「逓信舎(ていしんしゃ)」がプレオープン。記念式典も行われ、約100人が見学に駆けつけた。
 平成17年オープンの「寺子屋力石」、同20年の「戦国丸」に続く同商店街で3番目の街の駅となる逓信舎は、1階にカフェ「teishin 茶房」、インターネットラジオ局、昔の彦根のまちを撮影した写真展示コーナーが設置。正式にオープンする4月には2階に映画のロケ地を彦根に誘致するための事務局も設けられる予定。
 プレオープンの記念式典後は、いしだみつにゃんらによるもちや「戦國汁」の振る舞い、ネットラジオの番組発信などもあり、賑わいをみせていた。

2012年2月6日月曜日

魚類捕獲禁止の彦根城中堀で若者が深夜に釣り、ごみや大声も

 魚類の捕獲が条例で禁止されている彦根城内の中堀などで、条例施行後も深夜に若者たちが釣りをしていることが、市民から滋賀彦根新聞への報告でわかった。
 中堀などには、コイやブラックバスなどが生息しているが、釣り行為が後を絶たなかったため、市は平成21年3月に城内の内堀、中堀、玄宮園の池で釣りなどの捕獲行為を禁止する条例を制定(7月1日施行)。釣り禁止指導員らによる見回りを強化してきた。
 しかし近隣住民によると、条例施行以降も20代から30代とみられる若者が土日・祝日の深夜を中心に訪れ、徹夜で釣りをしているという。翌朝には、電線や木などに釣り糸やワームが引っかかったままになっていたり=写真、ごみが散乱していることもある。
 グループで訪れる若者たちは、夜遅くまで大声ではしゃいでいるらしく、近隣住民たちも注意はしたいものの、「仕返しが怖くてできない」という。堀近くの駐車場に止められた車は東海地方のナンバーが多いという。
 管理する市教委文化財課では、毎朝5時から釣り禁止指導員(約10人)やパトロール員(4人)が交代で見回りをしているが、巡回時間以外の深夜が狙われているため、谷口徹部長は「今後、警察と相談しながら、何らかの対応策を考えたい」と話している。