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2016年2月9日火曜日

極楽寺味噌・しいたけ味噌 極のデザイン 滋賀県立大の三枝明佳さん制作

 彦根市八坂町の滋賀県立大学で開かれている生活デザイン学科の卒業研究・制作展では、河瀬西部営農組合が収穫した食材を使った「極楽寺味噌」のパッケージデザインなども展示されている。
 同組合では極楽寺町の食材を使った商品作りを企画し、滋賀県立大学にパッケージや販売促進物の制作を依頼。商品として、米と大豆を使用した味噌を作ることになった。
 パッケージなどのデザインを担当したのは南政宏助教研究室の4年生・三枝明佳(みえださやか)さん(21)。昨年3月から同組合の農作業を手伝いながら、デザイン作りに乗り出し、試行錯誤の末でロゴマーク、パッケージ、キャッチコピー、ポストカード、コスチュームを考えた。
 ロゴマークは極楽寺町の極の字を強調しながら、観音的な極楽な雰囲気を表している。パッケージは商品名の漢字を柔らかな印象にするため、部分的に黒丸を用いて、角や交点を丸くした。また白と金色を基調に高級感を出し、手書きの文字を用いることで親近感を持ってもらえるようにした。
 キャッチコピーは53個の案を考えたが、味噌に発酵防止剤が入っておらず、麹(こうじ)菌が生きたままで常温だと膨らむことから、「窮屈だ、この中は。」にした。味噌は減塩との2種類があり、昨年秋から一休庵が西明寺前本店(甲良町)などで販売している。
一休庵で4月発売
地元シイタケ使用
 味噌以外にも同組合では地元のシイタケ2個を味噌漬けした「しいたけ味噌 極」を作り、今年4月にも一休庵が発売する予定。三枝さんはこの商品のパッケージやキャッチコピー、コスチュームのデザインも担当した。三枝さんは「味噌とシイタケの商品が売れて、極楽寺という町の名前が有名になってほしい」と笑顔で話していた。
交流センターで卒業制作展
 滋賀県立大学の卒業研究・制作展は7日まで学内の交流センター1階で開かれている。生活デザイン学科の4年生32人が作った作品を展示。中には大藪町の湖岸に公園整備を提案した内容、銀座商店街の再興を願って作った設計案、五感を利用した子ども向け遊具、「ビワイチ」のシンボルマーク・ジャージなどもある。開館時間は午前9時~午後6時。入館無料。

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