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2020年11月4日水曜日

千代神社が墨絵で描いた石田三成の御朱印 関ヶ原の戦いに合わせて頒布式

 彦根市京町2丁目の千代神社は、墨絵で描いた戦国武将・石田三成の御朱印を作成。関ヶ原の戦いがあった日時に合わせて、21日午前8時に頒布(はんぷ)式を行った。
 千代神社は佐和山の山ろくに千代宮(ちよのみや)としてあったが、三成が佐和山城主を務めていた天正18年(1590年)、「神様を見おろすことは恐れ多い」として彦根山山ろくの尾末の地に移築したとされる。その後、明治2年(1869年)に千代神社と改称され、昭和41年に現在の地に移っている。
 これまで千代神社には三成ゆかりの品がなかったため、墨絵師として全国的に知られる御歌頭(おかず)さんに御朱印の制作を依頼。完成した御朱印は甲冑姿の三成のみと、三成と佐和山城を描いた2バージョン。金箔か銀箔で「千代宮」と押した計4種類を用意した。縦17・7㌢×横11・8㌢。1枚1000円。立てかけたり、壁につり下げたりできる。ほかに三成のみの墨絵を印刷したA4サイズのクリアファイルも金箔と銀箔の2種類を500円で販売している。

関ヶ原合戦に合わせ
「ゆかりの社知って」
 関ヶ原の合戦は庚子(かのえね)の慶長5年(1600年)9月15日朝に起こり、現在の暦では1021日にあたる。今年は庚子の年でもあるため、同時刻に合わせて頒布式を行い、氏子ら約10人といしだみつにゃんが出席し、玉串奉てんなどをした。
 布施博章宮司(45)は「三成の義の精神を伝えるために広く頒布したい。三成ゆかりの宮であることもこれを機に知っていただけたら」と話していた。

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