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2019年12月15日日曜日

明智光秀滋賀ゆかりPRで多賀がオリジナルラベル貼った琵琶の神龍発売

 来年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公、明智光秀が滋賀県とゆかりがあるため、日本酒の醸造会社「多賀」(多賀町)はオリジナルラベルを貼った「本醸造原酒 琵琶の神龍(しんりゅう)」を製造。近隣市町の主な酒店などで販売している。
 琵琶の神龍は彦根のフレンドリーファームいしでらが収穫した近江米「みずかがみ」を使用して醸造。精米歩合70%、アルコール度数19度で、キレのあるすっきりとした味わいが特徴だ。
 光秀は大津の坂本城の城主のほか、多賀町佐目には出身説も残る。滋賀を光秀ゆかりの地として広めるため、同社の山下正朋社長が「滋賀に麒麟がくる」をイメージし、光秀の家紋の桔梗(ききょう)入りの麒麟や、葛飾北斎の富嶽三十六景の神奈川沖浪裏にちなんだ近江富士と堅田沖浪裏を描いたラベルを作成。琵琶の神龍の720㍉㍑の瓶に貼った。
 限定1000本、1本1200円。同社監査役の中川信子さん(61)は「滋賀と関わりの深い光秀について語りながら、近江米でできたお酒を楽しんでいただきたい」と話している。問い合わせは同社☎(48)0134。

2019年12月14日土曜日

マカオでの澳日吹奏楽祭2019に近江高校吹奏楽部出演へ

 今月28日にマカオで開催される「澳日吹奏楽祭2019」に出演する近江高校吹奏楽部の部員の代表者らが、事前報告のため仮庁舎を訪問した。
 同祭は青少年の音楽を通して、400年以上の交流がある日本とマカオとの交流を進めることを目的に初めて開催。近江高は日本から唯一招待を受けて出演し、クリスマスソングやアニメソングなどを演奏する予定。
 仮庁舎を訪れたのは岩谷斉校長、吹奏楽部顧問の樋口心教諭、いずれも3年生で部長の植田香乃さん(18)=米原市、副部長の岡田梨佐さん(18)=上稲葉町。大久保貴市長に報告した後、植田さんは「1回目にふさわしい演奏を披露したい」、岡田さんは「良い経験を頂いたと思うので、帰国後に生かせる演奏をしたい」と意気込みを語っていた。
近江高吹奏楽部は今月26日に出国し、翌日に現地の培正中学校で音楽交流、28日に同祭出演、29日に安土城で織田信長と謁見したアレッサンドロ・ヴァリニャーノを祀る聖ポール天主堂で野外演奏をして、30日に帰国する予定。

文プラで壮行演奏会
 近江高校は14日、文化プラザエコーホールで澳日吹奏楽祭への出演を記念した壮行演奏会を開く。アレグリア、ジングルベル、ホワイトクリスマスなどを演奏。開演時間は午前10時半、午後1時半、同4時半。整理券が必要。整理券は近江高校で一人4枚まで配布している。

作業療法士・田中孝史さんの楽曲が音健アワードで優秀賞

 彦根市山之脇町の作業療法士の田中孝史さん(39)が楽曲を提供した活動内容が「音健アワード2019」で優秀賞を受賞した。
 音健アワードは、日本音楽健康協会が歌や音楽を使って高齢者の健康作りに貢献している事例を音楽と健康アワードとして表彰。医療・介護施設、自治体、一般の各部門で募集し、今年は「認知症」をテーマに計44件の応募があった。
 田中さんは近江八幡市の高齢者施設で作業療法士として勤務する一方、DJ MINIYONの名で関西のクラブやライブハウスなどで活動している。
山形県のケアホームカナンで実施している音楽を使ったレクリエーションに、地元の民謡とヒップホップをミックスした曲「最上川舟唄HIP HOP MIX」を取り入れて制作。「うたと音楽の力で認知症知らずの身体へ大逆転」と題し、子どもから施設の高齢者までが音楽に合わせて体操する様子を映像化して応募した。
 田中さんは「古くからある民謡と新しいヒップホップを組み合わせることで、子どもからお年寄りが楽しめ、そして認知症予防にもつながることを願い作りました」と話している。映像は音健アワードのサイトから閲覧できる。

2019年12月11日水曜日

多賀にんじんPRするトップセールス ビバシティ彦根で

 多賀町で収穫された「多賀にんじん」を多賀町長らがPRするトップセールスが1130日、ビバシティ彦根で行われた。
 多賀にんじんは町内の土田、久徳で約40年前から栽培。現在は10戸の農家で組織する「多賀にんじんクラブ」が約340㌶の畑で作っている。糖度が高く、生で食べても柿に似た甘さがあるのが特徴。琵琶湖や河川など環境に配慮しながらの栽培に取り組んでおり、すべての多賀にんじんが環境こだわり農産物の認定を受けている。
 今年度は来年2月末までに約100㌧の収穫を見込んでいる。多賀にんじんをさらにPRしようと、JA東びわこが久保久良町長、多賀にんじんクラブ部会長の小菅一男さん(75)、JA東びわこの大脇利博理事長によるトップセールスを開催。積み上げられた多賀にんじんの前で、来店客に試食してもらいながら購入を呼びかけていた。
 小菅さんは「甘みが強くおいしいと評判の多賀にんじんをより多くの皆さんに食べてもらいたい」と話していた。3、4本入りで平和堂やフタバヤなどスーパーで販売している。

2019年12月5日木曜日

明智光秀の多賀出身説、澤田順子さん冊子に

 多賀町佐目出身の澤田順子さん=彦根市松原町=が、来年のNHK大河ドラマの主人公、明智光秀の佐目出身説について解説した冊子「明智十兵衛光秀 謎多きルーツに迫る 多賀出身説!」を作成した。
 光秀の出生地は美濃地区(岐阜県南部)が有力視されているが、明確な一次資料がなく、現在は多賀町佐目を含め6カ所の地域名があがっている。澤田さんは昨年10月以降、多賀大社の古文書や江戸時代前期の本「淡海温故録」に光秀の佐目出身説が記されていることを確認。ほかの資料も参考しながら独自に調査してきた。
 冊子では▽佐目に光秀の光から「見津」と書いて「けんつ」と読む一族が残っており、見津五人衆の口伝が残る▽佐目に3つの山城跡がある▽本能寺の変の4日後に光秀が自筆で書いた「禁制」の書物が多賀大社に現存する―などを「出身説のポイント」として紹介。
 「戦国時代の混乱で明智家は佐目に入り、見津という姓にした五人衆の家来が光秀を守った」「山城の一つのふもとに十兵衛屋敷跡が伝わる」「本能寺の変が起こった1582年6月2日の4日後に『多賀門前で暴れてはいけない』などと光秀が多賀社中に発給した文書が残る」などの内容をまとめている。
 ほかに、佐目に残る十二相神社や法蔵寺などを関連場所として、澤田さんが作った地図「見どころポイント・おすすめルート」も掲載している。
 澤田さんは「明治以降、光秀の関係者は差別を受け、隠された歴史があった事実もわかった。大河ドラマを機に故郷の歴史をひもとくきっかけになればと思う」と話している。冊子は横18㌢×縦21㌢。1000円。問い合わせは澤田さん☎090(2018)1361のメール(3ginweb@gmail.com


2019年12月3日火曜日

政治(不祥事等)の敵は「時」の経過

 彦根市都市建設部の前部長らと岐建滋賀支店の社員が地方自治法施行令違反にあたる裏合意を行い、調停を経て契約を解除した。その後、3度の入札が不調に終わったため、8月に副市長が「随意契約の可能性」を含めて岐建側と協議。しかし「随意契約の要件を満たさない」案件とのことで、4度目の入札が行われ、結局は岐建が再び落札した。
 法令違反により前副市長が辞任し、百条委員会で法令違反の行為を認めた前部長が(最も軽い)処分を受け、契約を解除、そして再びその業者と契約を結ぼうとする―。この流れに疑念を抱くのは当然の感覚だが、「許容」または「容認」の雰囲気が市議会を中心にあるのも事実である。
 政治の舞台において、ある不祥事が起こった場合の最大の敵は「時」という、時間の経過である。国政をはじめ、小生たちはこれまでに幾度となく、その流れを目にし、経験してきた。それは何も政治の舞台に限らず、数々の事件においても同じ指摘ができ、事件・不祥事直後の熱さが時の経過で冷めるという流れがこの人間社会にはある。
 12月議会では庁舎耐震化と合わせて、建設費が13億円の増額となった市民体育センターの建設の行方も焦点になる。時の経過によって過去の不祥事を許す感覚や、早期に完成を願う思いはいかにも人間的だが、行政と対峙するはずの議会という地方自治制度の役割からすれば徹底的な議論(抗戦)を願いたいものだ。【山田貴之】

庁舎耐震化の入札 裏合意で契約解除した岐建滋賀支店が再び落札

 彦根市は工事が停止している本庁舎耐震工事の入札で、裏合意の問題を受けて今年2月20日に契約を解除した岐建滋賀支店(大東町)が再度、落札したと28日の市議会の企画総務消防常任委員会で発表した。
 26日に行われた入札には岐建滋賀支店、伊藤組・奥田工務店、飛鳥(とびしま)建設大阪支店が参加し、岐建が32億8500万円(税抜き)で落札。予定価格は33億7490万円(同)だった。建設工事のみの総経費は契約解除前に岐建に支払っている額と含めて51億4750万円(税込み)。
 事後審査を経て公表した28日の委員会では、北川元気議員が「裏合意をし、契約を解除した業者と再び契約をすることに対し、市民から不信や不安の声が出てくるのでは」と質問。大久保貴市長は「公平公正な競争入札で落札された。疑念はすでにふっしょくされていると認識している」と理解を求めた。

建設費4割 補正提案
業務開始は21年5月
 今後、市は12月2日に仮契約を結び、12月議会に仮契約の報告議案と契約額の4割(14億4540万円)にあたる補正予算を求める議案を追加提案し、議決後に本契約を締結。今年度中に工事を再開し、2021年3月末に新庁舎が完成、5月に仮庁舎から引っ越した後に業務を開始、7月に中央町の仮庁舎と市民会館内の部署が引っ越す予定。