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2010年6月1日火曜日

県立荒神山少年自然の家 来年度から彦根市が運営へ、利用料は有料へ

 滋賀県教委は先月28日、彦根市日夏町の県立荒神山少年自然の家(以下・自然の家)を市へ移管することで合意したと発表。自然の家は来年度から市の運営となる。
 財政難の県は、平成20年3月の「財政構造改革プログラム」で自然の家を休館する方針を示した。これに対し、市民有志団体や市議会などが存続を強く求めたため、県は市へ移管する方向で協議を進めてきた。
 県と市の合意事項は、▽施設・設備を改修し、その費用・2500万円を県が負担▽建物や設備など財産を無償譲渡▽自然体験活動の指導者養成事業のための教職員2人を配置―することなど。
 市は、県による教職員2人の配置年数や県からの交付金などについて今後、協議を詰める。市長は「子どもにとっては大変良い施設なので移管を引き受けた。市子どもセンターとの連携なども考えたい」としている。利用料は現在、食費など実費を除いて無償だが、市は移管後、有償の方針を示している。
 自然の家は昭和51年4月1日に、約30㌶の敷地に鉄筋コンクリート2階建(一部3階)の宿泊研修施設で、キャンプ場なども備えている。昨年度の延べ利用者数は1万9422人。年間の運営費は約5500万円。

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