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2010年6月8日火曜日

多賀大社でお田植祭 早乙女65人が植女、踊女、歌女で奉仕、包丁式も

 多賀大社で6日、お田植祭が営まれ、早乙女たちの田植えを大勢の観衆が見守った。
 中野幸彦宮司らが本殿祭で五穀豊穣を祈願した後、ご神田でお田植神事が開かれた。
 米原市の国選択無形民俗文化財「豊年太鼓踊り」などが奉納された後、湖東・湖北の豊年講の子女ら65人が植女、踊女、歌女に分かれて奉仕。菅笠、たすき姿の植女が歌と踊りに合わせて、10㌃のご神田にイセヒカリの苗を丁寧に植えていた。秋の抜穂祭で収穫される。
 お田植祭に先立ち、能舞殿では「正派四條流包丁道」による包丁式が奉納された。包丁式は平安時代に宮中で行われていた料理儀式で、魚や鶏などに手を触れず包丁とはしを駆使してさばき切る。
 この日のお題は「波寄鯛」。庖丁人として日本料理「うえき」(銀座町)の井上盛博さん(39)が巧みな包丁技でタイのさばきを披露し=写真、観衆から盛んな拍手が送られていた。

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